FP試験(3級・2級・1級)に落ちた人の5つの特徴【受からない原因を徹底解説】

FP試験の受験者
FP試験に落ちたのは何がダメだったのだろう。
あんなに頑張ったのに受からない原因を知りたい。
次回こそは合格したいな。

毎回延べ10万人以上が受験する国家技能検定のFP技能士試験。FP試験は、難易度順にFP1級・FP2級・FP3級に分かれ、幅広い分野から深い内容まで出題されるため受からない人が多い試験です。

とはいえ、FP試験に試験に落ちてしまう人には受からない原因があります。

記事の筆者
【保有資格】
FP1級技能士
マンション管理士
宅地建物取引士
すべて独学で合格した経験をもとに、FP技能士試験について解説します。

FP試験に落ちた人の特徴と合格するためにやるべきことを解説します。当記事で解説していることを実践することで、FP試験に合格できるようになれます。

FP3級・FP2級の合格へのロードマップは以下の記事で解説しています。
»【完全版】FP3級・FP2級に合格するためのロードマップを徹底解説

FP技能士試験に落ちた人の5つの特徴|受からない原因

  • 勉強時間が足りない
  • 勉強スケジュールを作らない
  • 勉強方法を間違えている
  • メリハリある勉強をしていない
  • 資格試験の受験に慣れていない

勉強時間が足りない

FP技能士試験に落ちた人の一番多い原因が勉強時間が足りないこと。

FP試験の合格に必要な勉強時間の目安は3級→50時間、2級→200時間、1級400時間です。落ちたのが勉強時間の不足なら、受からない原因は単純です。次回の合格を目指して勉強をすることです。

勉強スケジュールを作らない

勉強スケジュールを作ってFP試験の勉強をしていない。

毎日、勉強時間を作り、テキスト、問題集について、勉強する範囲の計画を作り、実際にどれだけできたかをチェックする。FP試験に受からない人は、試験対策の進捗状況を把握して、勉強スケジュールに反映することが苦手な人が多いです。

勉強方法を間違えている

過去問だけ勉強してFP試験に落ちた。過去問を解くことは重要です。特にFP試験においては、過去問と同じ問われ方をする出題が多いのは事実です。注意すべきなのは、過去問題だけを解いてできる気になることです。

同じ問題が出題されたら解けるけど、少しでも問題の切り口が変わると解けなくなってしまう。勉強したはずなのに合格できない人に多い受からない理由です。

また、FP試験対策のテキストや問題集は数多く出版されています。あれこれたくさんの参考書に手を出して中途半端になっている人は試験に落ちてしまうことが多いです。

メリハリある勉強をしていない

不得意な分野があって得点できずに落ちてしまう。FP試験は6つの幅広い分野から出題されます。

  • ライフプランニングと資金計画
  • リスク管理
  • 金融資産運用
  • タックスプランニング
  • 不動産
  • 相続・事業承継

非常に広い範囲のため、苦手な分野のある人が多いです。

苦手な分野の対策をしないため、FP試験で得点できずに落ちたという結果になる人がいます。FP試験では、6つの出題分野で満遍なく正答することが必要です。

3級・2級のFP試験の場合、学科試験と実技試験の2つのパートについて、両方に合格して完全合格となるため、学科試験対策と実技試験対策の勉強をする必要があります。

苦手な分野を残したままにすることは、受からない人に多いです。

資格試験の受験に慣れていない

資格試験の受験に慣れていない。FP試験で問題を解くための時間配分がわからず試験時間が足りなくなってしまう。試験会場で緊張して本来の実力を出しきれなかった。

FP試験に落ちた人の中には、資格試験の受験に慣れていないために受からないことあります。

FP試験に合格するためのポイント5つ

  • 勉強時間を作る
  • 試験日までの勉強スケジュールを作る
  • 厳選したテキスト、問題集をやり込む
  • 不得意な分野を無くす
  • 本試験を模擬試験代わりに受験する

勉強時間を作る

FP試験に合格するため、勉強時間を作るという強い意識が必要

FP試験に合格するには、今の生活スタイルを見直す必要があります。勉強時間を確保するための第一歩として、現状の朝起きてから寝るまでのタイムスケジュール(平日・休日)を作ってみるのがおすすめです。

テレビを見ている、ゲームをしている、スマホを見ているなどの時間があるはず。これらの時間を勉強時間にしましょう。次に通勤、通学の移動中や作業の合間に短時間の勉強を積み重ねることが重要です。FP試験に合格するために忙しくても勉強時間を作るという意識を持つことが必要です。

試験日までの勉強スケジュールを作る

初学者がFP試験の合格に必要な勉強時間の目安
3級・・・50時間
2級・・・200時間
1級・・・400時間

FP試験に合格するための勉強時間の目安は初学者の人で3級→約50時間、2級→約200時間、1級→約400時間です。勉強スケジュールを作るときのポイントは以下の2つです。

  • 毎日の継続
  • 勉強時間を作る意識

勉強期間を決めて計画しましょう。期間を決めてスケジュールを立てることで、毎日勉強することの意識づけをします。特に働きながら合格を目指すには必要です。

FP3級の目安勉強期間
1ヶ月〜2ヶ月
FP2級の目安勉強期間
3ヶ月〜5ヶ月
FP1級の目安勉強期間
6ヶ月〜8ヶ月

3〜1級それぞれの勉強時間の目安に対して、1日あたり1時間30分程度した場合の勉強期間は上記です。

ポイントは継続して毎日勉強すること。継続と繰り返しで知識を定着できるからです。

勉強スケジュールや勉強時間の管理に便利なのが「スタディプラス」というアプリ。テキストや問題集をバーコードで簡単に登録できるうえ、勉強時間をグラフに表示できたり、勉強の進捗状況を可視化できます。

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厳選したテキスト、問題集をやり込む

テキストや問題集はこれと決めたのをやり込むようにする

FP試験のテキストや問題集はたくさん出版されています。失敗する人に多いのが複数のテキストを買って中途半端になること。重要なのは、これと決めたテキストと問題集を徹底的にやり込むこと。特にテキストと問題集は同じ出版社の同じシリーズを揃えることで効率良く勉強できます。テキスト・問題集は、過去問を徹底研究して作られているので、手を広げなくても合格ラインを突破できます。

FP試験のおすすめテキスト・問題集は、以下の記事で紹介しています。
»【2022〜2023年対応】FP3級試験のおすすめテキスト・問題集10選【独学】
»【2022〜2023年最新版】FP2級のおすすめテキスト・問題集13選【独学】
»【2022〜2023年対応・独学】FP1級学科試験におすすめテキスト・問題集13選

不得意な分野を無くす

出題される6つの分野で偏りがないように勉強する

FP試験に受からない人に多いのが、不得意な分野で得点を取れずに合格点に届かないこと。FP試験は大きく6つの分野から出題されるので、全部の分野で平均的に得点をできるように勉強することが重要です。

注意が必要なのは、6つの分野に勉強時間を等分しないこと。人によって、もともと基礎知識がある分野とない分野があるはずです。得意な分野は勉強時間が少なくても得点できるまで伸ばせる一方、不得意な分野は勉強時間を多めに割り振ることが必要です。

得意な分野で満点を目指すのはやめよう

得意な分野で満点を目指すのは勉強の時間効率が悪くなります。もともと7割できる状況から満点を目指すのと、3割くらいしかできない状況から7割を目指す場合、必要な知識量、勉強時間は圧倒的に後者の方が簡単です。

メリハリある勉強をすることで、効率よく合格点に到達することができます。

特にFP試験は過去問と同じような問題が多いため、基本的な問題は、時間効率良く得点を狙えます。基本的な問題を確実に正答していくことが合格への近道です。

FP試験の勉強方法については以下の記事で解説しています。
»FP1級・FP2級技能士試験に受かる気がしない人へ対策と勉強方法を解説!

本試験を模擬試験代わりに受験する|FP2級・1級受験者におすすめ

合格はできないとわかっていても、とりあえず受験してみよう

FP2級とFP1級受験者におすすめする方法として、勉強開始直後で合格はできないとわかっていても、とりあえず受験してみることです。

FP試験は4ヶ月毎に年3回実施されます。合格へのスケジュール作ると多くの場合、勉強期間の途中で試験が実施されることになります。つまり本試験を模試感覚で受験してみるのです。

本試験を受験することで、通常の試験勉強では得られない経験ができます。試験会場の雰囲気や試験時間内に集中して問題を解く訓練や各問題の時間配分といった感覚や経験です。

また、試験の結果から得意な分野や不得意な分野を把握でき、その後の勉強スケジュールに活かすことができます。

FP1級の学科試験に受からない人は応用編から勉強しよう

FP1級学科試験は応用編で高得点を取ることが合格への近道

きんざいが実施しているFP1級学科試験は、基本編応用編に分かれます。配点はそれぞれ100点満点で両方合わせて120点以上が合格です。

基本編と応用編と聞くと、基本編の方が易しそうだと勘違いしてしまいそうですが、実際には基本編が難しく応用編の方が易しいです。

FP1級学科試験に落ちた人に多いのが、応用編で高得点を取れないこと。最低でも応用編で70点以上を取る必要があります。基本編は対策しにくいため、よく出題される問題は確実におさえて50点を確実に取れる程度の勉強で十分です。

一方、応用編は80点以上を確実に取れるように勉強しましょう。応用編は過去問から同じような問題の出題がほとんどのため、過去問を繰り返し勉強して周辺知識をおさえていく方法が効率よく得点をのばせます。

同じ出題内容でも切り口の異なる問われ方をされると解けなくなって受からない。FP1級学科試験に落ちた人によくあるパターンです。さまざまな切り口の出題に対応できるように理解を深められるように、応用編の勉強を多くの時間をあてることでFP1級学科試験に合格しやすくなります。

FP2級試験を独学で難しい人には資格スクールがおすすめ

勉強することが苦手な人は資格スクールをおすすめ!

FP試験において独学での勉強に限界を感じている人は多いです。特にFP試験が初めての資格試験という人の受からない特徴として、勉強ペースを掴めない、自分で勉強のカリキュラムを作れないことがあります。

そこでおすすめなのが資格試験のプロがFP試験を徹底研究して作られた資格スクールの講座を受講することです。

初学者から再受験者までFP2級試験に合格できるようカリキュラムが考えられているので、自分で計画を立てる必要がありません。スクールのカリキュラムを確実に進めていけばFP2級試験に合格できるように設計されています。

最短距離で合格までナビゲートしてくれるのが、資格スクールの最大のメリット。忙しいけど、本気でFP2級試験に合格したいという人におすすめです。

FP2級試験の通信講座を利用するメリット|自宅や出先で学習可能

通信講座ならいつでもどこでも学習できる!

資格スクールには大きくわけて、通学通信があります。通学スクールは周りに同じ目標を持った受験生がいるため、モチベーションを高く維持できやすい環境にあります。

とはいえ、校舎への通学が大変なのと、講座の日時が決められているので、忙しい人は予定を合わせられないというデメリットがあります。

一方、通信スクールは、スマホ、タブレット、パソコンを使って、いつでもどこでも受講できます。通勤・通学の移動中や作業の合間のちょっとした時間を有効に勉強できるから、忙しいけど本気でFP2級試験に合格したいという人に最適です。

FP2級試験の通信スクールはYouTubeでサンプル講義を見たり、無料のお試し講座で申込前にどんな講座かチェックできます。あとから、こんな講座だとは思わなかったというミスマッチがありません。

学習タイプ別FP2級試験の通信講座

タイプ別FP2級試験の通信講座で自分にピッタリの講座が見つかる

FP2級試験の通信講座は、さまざまな特徴のある講座があります。オーソドックスな講義動画の充実した講座、スマホでの勉強に特化した講座、講義とスマホアプリで自学のバランスの良いものと自分の求めるタイプを選ぶのがおすすめです。

FP2級のおすすめ通信講座比較は以下の記事で紹介しています。
»【2022年・通信講座】FP2級・FP3級のおすすめオンライン講座厳選5選

わかりやすいボリュームある講義質問サポートの充実した通信講座が良い
アガルートのFP2級講座がおすすめ。全額返金制度の合格特典があるアガルートの通信講座を以下の記事で紹介しています。
»【合格全額返金制度あり】アガルートFP2級技能検定試験の通信講座
スマホで完結できる通信講座が良い
スタディングのFP2級講座がおすすめ。以下の記事で紹介しています。
»【口コミ・評判】スタディングのFP2級通信講座はスマホ特化型!
自宅でも出先でもオールラウンドな通信講座が良い
フォーサイトのマンションFP2級講座がおすすめ。以下の記事で紹介しています。
»【合格率88.2%】フォーサイトのFP2級通信講座の口コミ・評判

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