FP1級・FP2級技能士試験に受かる気がしない人へ対策と勉強方法を解説!

受かる気がしない人
FP試験の勉強をしているけど、難しくて受かる気がしない…
受かる人の対策や勉強方法を知って合格したい。

毎回延べ10万人以上が受験する国家技能検定のFP技能士試験。FP2級は40%程度、FP1級は10%程度の合格率のため、初めて受験、再受験で受かる気がしないと思っている人は多いです。筆者は多くの国家資格に合格してきましたが、FP試験の勉強を始めたときは受かる気がしないと思いながらの勉強でした。

当記事では、FP技能士試験に受かる気がしない人に向けて、受かる気がしない理由や受かる人が実践している方法を解説します。FP技能士試験は正しい対策と勉強をすることで独学でも十分合格できる試験です。

»【完全版】FP3級・FP2級に合格するためのロードマップを徹底解説

記事の筆者
【保有資格】
・FP技能士1級
・宅地建物取引士
・管理業務主任者
・マンション管理士
すべて独学で合格した経験をもとに解説します。

FP1級・FP2級試験に受かる気がしない5つの理由

  • 合格率が低い
  • 試験範囲が広い
  • 計算問題が難しい
  • 参考書が多くてわからない
  • 独学での限界を感じている

合格率が低い

2022年1月試験の結果

実施団体学科・実技受験者合格者合格率
きんざい
(1級)
学科7,958人531人6.67%
きんざい
(2級)
学科41,803人8,154人19.50%
きんざい
(2級)
実技
個人資産相談業務
16,420人6,518人39.69%
きんざい
(2級)
実技
中小事業主資産相談業務
1,530人885人57.84%
きんざい
(2級)
実技
生保顧客資産相談業務
13,156人6,702人50.94%
日本FP協会
(2級)
学科27,889人11,576人41.51%
日本FP協会
(2級)
実技
資産設計提案業務
23,186人13,061人56.33%

試験範囲が広い

  • ライフプランニングと資金計画
  • リスク管理
  • 金融資産運用
  • タックスプランニング
  • 不動産
  • 相続・事業承継

FP試験は幅広い分野から出題されるため、学習はかなりのボリュームとなります。とはいえ、毎回出題される頻出問題があります論点を押さえて勉強することで高得点を取ることができます。

計算問題が難しい

債券の利回り問題ではルートを使った計算や相続税の金額を出すために電卓を使う細かな計算問題が出題されます。公式や計算が苦手で難しいと感じる人は多いです。とはいえ、計算問題はパターン化しているので、何度も繰り返し練習することで解けるようになります。むしろ、出題されれば確実に解ける得点源です。

参考書が多くてどれを選べば良いのかわからない

宅建士試験対策用の参考書は数多く出版されています。どれを選べば良いのかわからない人が多いです。重要なのは自分の実力に合った参考書を選ぶことです。

初学者には入門用、中級者者やあと一歩で合格の上級者には実力に見合う参考書を選ぶことで、時間効率の良い勉強ができます。

独学での限界を感じている

初学者がFP2級試験に合格するには200時間程度、FP1級試験に合格するには400時間程度の勉強が必要。独学で多い悩みがメリハリのある勉強ができないことです。重要論点、頻出問題がよくわからず、きちんと理解できないままになってしまいます。また、独学だと孤独になりがちなため、モチベーションを高く保つことが難しいといえます。

参考書は厳選して確実に消化する!

自分の実力に応じた参考書・問題集を選ぶ
FP1級・FP2級の参考書は数多く出ています。特に重要なのは自分の実力に合ったものを選ぶこと。理解している内容を繰り返すのは時間効率が悪くなります。

FP試験の参考書の選び方で重要なのは、実力に合ったものを選ぶこと。わかりやすい詳細な解説がされていても既に理解している内容であれば無駄といえます。特に独学では、実力に応じた教材を使うことが合格への近道です。色々な参考書に手を出して、消化不良になることが合格できない人に多いです。

FP試験のおすすめテキスト・問題集は以下の記事で紹介しています。
»FP1級学科試験におすすめテキスト・問題集13選
»FP2級のおすすめテキスト・問題集11選

FP1級・FP2級試験の対策・勉強方法

  • 勉強に集中する環境をつくる
  • 頻出分野と出題の少ない分野のメリハリをつけた学習
  • 問題集を5回は解く|理解できた場合は除く
  • 苦手分野は無くす
  • 試験直前期には模擬試験を受ける

勉強に集中する環境をつくる

勉強に集中できる場所が重要。自宅以外に図書館、喫茶店、有料自習室、マンガ喫茶など勉強できる環境はたくさんあります。まずは、自分が一番集中できる場所を見つけましょう。特に自宅では集中して勉強できない人は、自宅以外の場所を探すようにしましょう。

周囲の音が気になって集中できない人には、耳栓のほかにノイズキャンセリング・ヘッドホンやイヤホンがおすすめ。以下の記事で紹介しています。
»勉強におすすめのノイズキャンセリングヘッドホン・イヤホン4選【無音・無線】

頻出分野と出題の少ない分野のメリハリをつけた学習

出題分野の問題は、毎回出題されるパターンの問題とたまに出題される、あまり出題されない問題とバラツキがあります。毎回出題される問題については、勉強時間を多めに割り振り、逆にあまり出題されない問題の勉強は少なめにします。出題問題の頻出度合いに応じたメリハリある勉強が重要です。

問題集を5回は解く|理解できた場合は除く

問題集は5周はして何度も解くようにします。間隔をあけて繰り返し何度も解くことで知識は定着します。ただし、完全に理解できている問題については飛ばすことで、2周目、3周目と周回を重ねるごとに解く問題は少なくなり時間効率が良くなります。

苦手分野は無くす

FP試験は5つの大問分野から出題されます。重要なのは苦手分野をつくらないこと。すべての分野で満遍なく点を取れるようにします。特にFP1級の学科試験では1つの分野が壊滅するとほぼ合格が困難になります。

試験直前期には予想模試を解く

予想模試を解いて客観的な実力を確認しよう!

独学だと客観的な自分の実力が把握できず、合格できる実力があるのか不安になります。予想模試を解くことで、きちんと理解できているか、本試験で何点程度取れそうか確認できるのでおすすめ。予想模試を解いて、自分の弱い分野の分析ができ直前期の復習に役立つほか、試験時間の感覚をつかむことができます。

FP試験合格には勉強時間をつくる意識が必要

FP合格するためには何かを犠牲にする必要がある!

初学者がFP2級試験に合格するため必要な勉強時間は200時間程度、FP1級試験は400時間です。毎日2時間勉強する場合、3〜7ヶ月の期間が必要です。

毎日2時間の時間を確保するため、1日のうち丸々2時間(例えば21時〜23時まで)勉強することは忙しい人にとって難しいといえます。とはいえ、勉強時間をつくるという強い意志をもつことが必要です。

現状の時間の使い方を確認
→優先順位を考える

現状の生活サイクルを確認。テレビを見ている、ゲームをしている、なんとなくスマホを見ている時間があるはず。まずは、生活で優先順位の低いこと我慢して勉強時間に割り当てます。仕事・家事・育児などで時間を確保できないという人はいるかもしれません。とはいえ、1日に30分すら机に向かって学習することができない人はほとんどいません。まずは時間をつくる意識が重要です。

机に向かう以外での勉強時間の確保が重要!

隙間時間を有効活用することが重要。通勤・通学、昼休憩、作業の合間などの時間になんとなくスマホを見ている人は多いはず。この少しの時間に勉強を積み重ねることが合格へとつながります。隙間時間を工夫して勉強することが重要です。

FP試験の通信講座を利用する

通信講座
・独学より少ない勉強時間で合格可能
・いつでもどこでも自分の好きなときに勉強できる
・安価にプロの講義を受講できる

FP試験の通信講座は、最短での勉強時間で合格できることが最大のメリット。過去問を徹底分析した特別なカリキュラムで初学者でも理解できる講義とオリジナル教材が魅力です。

デメリットは独学より費用がかかること。とはいえ、忙しくて時間のない人が最短で合格するための価値を考えると結果的に安上がりです。

FP試験のおすすめ通信講座は以下の記事で紹介しています。
»【2022年・通信講座】FP2級・FP3級のおすすめオンライン講座厳選5選
»【合格率86.6%】フォーサイトのFP2級通信講座の口コミ・評判
»【口コミ・評判】スタディングのFP2級通信講座はスマホ特化型!

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