FP1級学科試験の最短合格を目指す方法について


当記事では、FP(ファイナンシャルプランナー)1級の最短合格を目指す勉強方法をまとめてみました。これから、FP1級の取得を考えている人や再受験をする人は是非ご覧ください。


FP1級学科試験について




FP1級の学科試験は、きんざい(金融財政事情研究会)が実施している試験です。




FP1級学科試験合格後に、きんざい・日本FP協会が実施している実技試験に合格することで、FP1級に合格となります。





FP1級学科試験は、「基本」と「応用」がある





学科試験には、「基本」と「応用」問題という2つのパートにわかれています。配点は、それぞれ100点満点の合計200点で、6割にあたる120点を取れば合格という試験です。




ここでポイントは「基本」と「応用」なら「基本」のほうが簡単だと思ってしまいそうですが、実際には、「基本」が激ムズで「応用」が比較的高得点を目指せる試験ということです。



FP1級の学科試験は、「応用」パートから勉強するべき





FP1級の学科試験は、「応用」パートを得点源にすることで、比較的容易に合格を目指せます。「基本」は後回しでかまいません。




私は、FP1級の学科試験を初めて受験するにあたり、テキストを読んで問題集を解くという一般的な方法で「学科」のパートを勉強し始めました。そして、「応用」パートを後回しにしました。




これは、完全に間違いでした。試験の結果は、「基本」パートが40点、「応用」パートが62点の合計102点で不合格でした。





まず、思ったのはFP2級と同じ出題範囲にも関わらず「基本」「応用」パートどちらも問われる深さが段違いということでした。





はっきりいってFP2級にぎりぎり合格できる習熟度では、FP1級の学科試験は、60点くらいしか取れないと思います。





特に「基本」パートが激ムズです。初めて受験したときの感想としては、「応用」パートは何とかなりそうだけど、「基本」パートは6割取れればいいなという印象でした。




そこで2回目の受験に向けて重点的に「応用」パートの勉強を行いました。応用問題については、セクションがわかれていますが、基本的には、毎回似たような問題が出題されるケースが多いのです。そこで、応用問題の過去問をしっかりとやり込み、その過程のなかで、基本問題に対応できるような細かな知識をできる範囲で覚えていきました。



「基本」パートの問題も確実に解ける問題がある





応用問題の過去問は、解法を含めて問題なくできる解けるようになったら、後回しにしていた基本問題にとりかかりました。




基本問題について、調べていくと、例えば債権の利回り計算のように公式さえ知っていれば確実に解ける問題が毎回複数問出題されることがわかりました。そこで、出題されれば公式から確実に解ける問題は解けるようにして、残りは4肢選択のうち、1つか2つは選択肢を切れるようにできる程度まで問題集とテキストを繰り返し勉強しました。




その結果、2回目の受験時には、「基本」パート58点・「応用」パート78点、合計136点で合格することができました。



まとめ



応用問題は、確実に得点源とできるため、重点的に勉強することで最短合格が可能になると思います。感覚としては、基本問題50点・応用問題80点を目指すというところです。




FP2級では、得意分野に振り切って、全く勉強しない分野があっても合格可能だと思いますが、FP1級については、どの分野もまんべんなくできなければ合格できないと思います。




これから、FP1級学科試験合格を目指す人の参考になれば嬉しいです。




最後までご覧いただきありがとうございます。FP1級学科試験合格におすすめなテキスト・問題集5選をまとめた記事を貼っておきます。これから勉強をはじめる人はぜひどうぞ。

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