行政書士試験に受かる気がしない人へ対策と勉強方法を解説!【受かる人との違い】

受かる気がしない人
行政書士試験の勉強をしているけど、難しくて受かる気がしない…
受かる人の対策や勉強方法を知って合格したい。

合格率10%前後で必要な勉強時間は800時間程度と言われる国家資格の行政書士。筆者は行政書士試験に独学で3回目に合格できましたが、1回目と2回目の試験までは受かる気がしませんでした。

3回目にはそれまでの学習方法を見直し、しっかりとした計画を立て実践することで、受験前には受かる気がするようになっていました。

当記事では、行政書士試験に受かる気がしない人に向けて、受かる気がしない理由や受かる人が実践している方法を解説します。

行政書士試験は正しい対策と勉強をすることで独学でも十分合格できる試験です。

行政書士に関する合格へのロードマップは以下の記事で解説しています。
»【完全版】行政書士に合格するためのロードマップを徹底解説

記事の筆者

【保有資格】
・行政書士合格(未登録)
・宅地建物取引士
・マンション管理士
・FP技能士1級

すべて独学で合格した経験をもとに解説します。

行政書士試験に受かる気がしない5つの理由

  • 合格率が低い
  • 試験範囲が広い
  • 法律用語が難しい
  • 自分に合った参考書がわからない
  • 独学での限界を感じている

合格率が低い

過去3年間の合格率です。

年度受験者数合格者数合格率
2019年39,821人4,571人11.5%
2020年41,681人4,470人10.7%
2021年47,870人5,353人11.18%

毎年、10%前後の合格率という結果になっています。

試験範囲が広い

法令・一般知識が出題される
・憲法
・行政法
・民法
・商法
・基礎法学

・政治、経済、社会
・情報通信、個人情報
・文章理解

試験範囲は広いため、メリハリのある試験勉強をすることが重要です。

法律用語が難しい

法律初学者の人が最初に戸惑うのが法律用語が難しい、特有の言い回しが難しいことです。とはいえ、入門用の参考書から始めれば、やさしい日常用語で説明しているので変に気負う必要はありません。

自分に合った参考書がわからない

本屋に行くと大量の行政書士用の参考書がならんでいます。初心者にはどれを選んでいいのかわからない状況になるでしょう。重要なのは自分の実力に合った参考書を選ぶこと。

初学者には入門用、中級者者やあと一歩で合格の上級者には実力に見合う参考書を選ぶことで、時間効率の良い勉強ができます。

行政書士試験のおすすめ参考書は以下の記事で紹介しています。
»【2022年度・独学】行政書士試験のおすすめテキスト・問題集31選

独学での限界を感じている

行政書士試験は初学者なら800時間程度の勉強時間が必要です。独学での勉強で多いのがメリハリある勉強ができないこと。重要な箇所がよくわからず、全部の分野を同じウエイトで勉強してしまうからです。また、独学だと孤独になりがちなため、モチベーションを高く保つことが難しいといえます。

良質な教材を確実に消化する!

自分の学習理解度に合った教材選びが重要!
初学者にはゼロから解説している詳しい入門書から始めるのがおすすめ。中級者以上に入門書は不要。理解している内容を繰り返すのは時間効率が悪くなる。

教材の選び方で重要なのは、実力に見合った教材を使うことです。完全な初学者であれば、ゼロから詳細に解説している入門書から始めます。逆にある程度理解が進んでいる人に入門書は不要です。特に独学では、自分の実力に応じた教材を使うことが合格への近道です。

行政書士のおすすめ参考書は以下の記事で紹介しています。
»【2022年度・独学】行政書士試験のおすすめテキスト・問題集31選

行政書士試験の対策・勉強方法

  • 勉強に集中できる環境を見つける
  • 出題分野のメリハリをつけた学習
  • 問題集は5回は解く
  • 行政書士試験対策用以外の有用な教材
  • 行政書士試験の記述式はインプット後に取り組む
  • 模擬試験を受ける

勉強に集中できる環境を見つける

自分にとって集中できる環境を見つけることが重要です。人によって自宅だったり、図書館、カフェ、マンガ喫茶など異なります。まずは、自分が一番集中できる場所を見つけましょう。

また、周囲の音が気になって集中できないという人にはノイズキャンセリング機能付きのヘッドホンやイヤホンがおすすめです。
»勉強におすすめのノイズキャンセリングヘッドホン・イヤホン4選【無音・無線】

出題分野のメリハリをつけた学習

行政書士試験の出題は法令と一般知識から出題されます。

法令編
・憲法
・行政法
・民法
・商法
・基礎法学
一般知識編
・政治、経済、社会
・情報通信、個人情報
・文章理解

出題分野によって配点の大きい分野と小さい分野があります。法令編で配点の大きい行政法や民法に勉強時間の比重を大きくして、配点の小さい商法や基礎法学はほどほどにします。出題分野の配点によってメリハリある学習が重要です。

一般知識編については、足切りがあるため基準点以上は確実に得点する必要があります。一般知識の勉強方法ついては以下の記事で解説しています。
»【足切り対策】行政書士試験の一般知識問題を合格ラインにする勉強方法

問題集は5回は解く

問題集は5回は解くようにします。何度も解くことで知識は定着します。ただし、理解できている問題については2回目以降は飛ばすことで時間効率が良くなります。
勉強法については以下の記事で解説しています。
»【独学・最短】行政書士試験に効率よく合格するための勉強方法について

行政書士試験対策用以外の有用な教材

行政書士試験対策用の問題集として公務員試験の対策本や大学受験用の参考書が有効です。特に行政法分野と一般知識分野の対策本は行政書士受験者にも愛用者が多く、おすすめです。
行政書士のおすすめ参考書は以下の記事で解説しています。
»【2022年度・独学】行政書士試験のおすすめテキスト・問題集31選

行政書士試験の記述式はインプット後に取り組む

記述式の問題は民法2問・行政法1問が出題(20点×3問)されます。配点は60点のため、合格には30点以上得点することが目安です。記述式は知識のインプットをしてから勉強しましょう。択一知識をインプットしてから記述式の問題を解くことで、アウトプットの訓練が可能です。

模擬試験を受ける

  • 試験の結果データで客観的な分析ができる

大手資格予備校は行政書士試験の模擬試験を実施しています。模擬試験を受けることで正答率などの客観的データから自己分析が可能です。

合格は強い意志が必要|勉強時間をつくる

勉強時間をつくるため、何かを犠牲にする覚悟が必要!

初学者が行政書士試験に合格するために必要な勉強時間は800時間程度です。ざっくりと毎日2時間勉強して1年以上の期間が必要となります。

毎日2時間の時間を確保するため、1日のうち丸々2時間(例えば20時〜22時まで)勉強時間をつくることは忙しい人にとって難しいかもしれません。とはいえ、勉強時間をつくるという強い意志をもつことが必要です。

現状の平日と休日のタイムスケジュールを確認
→優先順位の低いことを我慢する!

まずは、現状の生活スケジュールを確認しましょう。テレビを見ている、ゲームをしている、なんとなくスマホを見ているなどありませんか?まずは、これらの生活するうえで優先順位の低いことを勉強時間にします。仕事・家事・育児などで時間を確保できないという人はいるかもしれません。とはいえ、1日に30分ですら机に向かって学習することができない人はほとんどいません。

机に向かって勉強する以外の時間を使う!

机に向かって学習する以外に隙間時間を有効に活用することが重要です。例えば、通勤・通学中、昼休憩、作業の合間などちょっとした時間になんとなくスマホを見ているということは多いはず。この少しの時間に勉強を積み重ねることが大きな結果につながります。机に向かって学習することが全てではないのです。

通信講座を利用する方法

通信講座のメリット
・最短での学習時間で合格可能
・いつでもどこでも学習できる
・通学予備校よりも安くプロの講義を受講できる

行政書士通信講座は、最短での学習時間で合格できることが最大のメリット。資格スクールでのデータや経験則によるカリキュラムと初学者でも理解しやすい講義とオリジナル教材が魅力。スマホのアプリで問題演習や学習管理ができる講座は飛躍的に効率の良い学習ができます。

デメリットは、独学よりも費用がかかること。とはいえ、合格に必要な学習時間という価値を考えると結果的に安上がりです。社会人で行政書士に合格しようとすると、学習時間の捻出が非常に難しいからです。

行政書士のおすすめ通信講座は以下の記事で紹介しています。
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