マンション管理士試験に落ちた人の5つの特徴【受からない原因を徹底解説】

マンション管理士試験の受験者
マンション管理士試験に落ちたのは何がダメだったのだろう。
あんなに頑張ったのに受からない原因を知りたい。
今年こそは合格したいな。

分譲マンション管理組合の運営に関する国家資格のマンション管理士。幅広い分野から深い内容まで出題され、合格率は10%未満という非常に難しい資格のため、受からない人が多い試験です。

とはいえ、マンション管理士試験に落ちてしまう人には受からない原因があります。

記事の筆者
【保有資格】
マンション管理士
管理業務主任者
宅地建物取引士
すべて独学で合格した経験をもとに、マンション管理士試験について解説します。

マンション管理士試験に落ちた人の特徴と合格するためにやるべきことを解説します。当記事で解説していることを実践することで、マンション管理士試験に合格できるようになれます。

マンション管理士の合格へのロードマップについては以下の記事で解説しています。
»【完全版】マンション管理士試験に合格するためのロードマップを徹底解説

マンション管理士試験に落ちた人の5つの特徴|受からない原因

  • 学習時間が足りない
  • 学習計画を作らない
  • 勉強方法が間違えている
  • 不得意分野がある
  • 本番の試験で緊張して力を出しきれない

学習時間が足りない

学習時間が足りないこと。マンション管理士試験に落ちた人で一番多い原因です。つまり、学習時間を確保することで合格できる可能性が高いです。

マンション管理士試験の合格に必要な学習時間の目安は600時間です。落ちたのが学習時間の不足であれば、受からない原因としては単純です。次回の合格を目指して勉強時間を確保しましょう。

学習スケジュールを作らない

学習スケジュールを作って学習していない。マンション管理士試験に落ちた人で学習スケジュールをきっちと作り、勉強を継続している人は少ないです。

毎日、勉強時間を確保して、テキスト、問題集の特定分野をこれだけ消化する計画を作り、実際にどれだけできたかをチェックします。

受からない人は、学習の進捗を把握して、学習スケジュールに反映することが苦手な人が多いです。

勉強方法が間違っている

過去問だけ勉強してマンション管理士試験に落ちた。過去問を解くことは重要ですが過去問題集を漠然と何周も解いてできた気になっている人が多いです。

特に、マンション管理士試験では過去問はできてあたりまえです。過去問題の内容に対してさまざまな切り口から問われたときでも解けることが要求されます。

同じ問題が出題されたら解けるけど、問題の切り口が変わると解けなくなってしまう。勉強したはずの分野で得点できない人に多い受からない理由です。

他に、マンション管理士試験対策のテキストや問題集は多くの会社から出版されています。いろいろな参考書に手を出して中途半端になっている人は試験に落ちてしまうことが多いです。

不得意分野がある

不得意な分野があって得点できずに落ちてしまう。マンション管理士試験では、不得意分野があると得点が伸びず合格は難しいです。マンション管理士試験は幅広い分野から出題されるので、すべての分野を満遍なくメリハリをつけて学習する必要があります。

不得意分野を学習せず、本試験で得点が足りず落ちたという結果になる人が多いです。不得意な分野を残したままでマンション管理士試験に合格するのは難しいです。

資格試験の受験に慣れていない

資格試験に慣れていないため落ちてしまった。マンション管理士試験を含めた国家試験の受験経験が少なく、試験会場で緊張してしまい本来の実力を出せなかった。本番の試験で時間配分がうまくいかず、時間が無くなり解ける問題を落としてしまった。

マンション管理士試験に落ちた人の中には、資格試験の受験に慣れていないから受からない人がいます。

マンション管理士試験に合格するためのポイント5つ

  • 学習スケジュールを作る
  • 勉強時間を確保する
  • これと決めた参考書をやり込む
  • 試験直前期の模試で弱点を克服
  • 管理業務主任者試験に合格して5問免除を利用する

学習スケジュールを作る

マンション管理士合格に必要な勉強時間の目安は約600時間

マンション管理士試験に合格するために必要な勉強時間の目安は約600時間です。法律系の資格の下地がある人、例えば管理業務主任者試験に合格済みの場合には、600時間よりも少ない時間で合格可能です。

学習スケジュールを作るときのポイントは以下の2つです。

  • 毎日勉強を継続すること
  • 時間管理をすること

学習期間は10ヶ月程度で計画しましょう。3〜5ヶ月では期間が短く、働きながら合格を目指すには不十分です。

学習時間600時間を10ヶ月間で完結する場合、1ヶ月あたり60時間です。毎日2時間分を10ヶ月間勉強。もしくは、平日1.5時間、休日にガッツリ学習して月に60時間勉強します。

ポイントは毎日の学習を継続すること。継続と繰り返しにより知識を定着することができるからです。

学習スケジュールや勉強時間の管理には以下のアプリが最適です。テキストや問題集をバーコードで読み込んで簡単に登録できます。また、勉強時間をグラフに表示できるので進捗状況を可視化できます。

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勉強時間の確保

マンション管理士試験の勉強期間は、時間を作るために我慢が必要

マンション管理士試験の合格目安の勉強時間600時間のため、10ヶ月間だとすると毎日2時間の勉強時間を作る必要があります。

まずは、朝起きてから寝るまでにしていることの時間表を作って確認がおすすめ。なんとなくテレビを見ている、スマホでゲームをしている、ネットを見ているなどはあるはず。

マンション管理士試験に合格するためには、勉強時間を作るという意識を強く持つことが重要です。まずは、漫然と過ごしている時間を勉強時間にする。つぎに、通勤、作業の合間や昼食中などちょっとした時間に勉強する。マンション管理士試験に合格する人は、忙しくても勉強時間を作るのが上手い人です。

勉強方法については以下の記事で解説しています。
»管理業務主任者・マンション管理士試験に受かる気がしない人へ対策と勉強方法を解説!

これと決めた参考書をやり込む

良質なテキスト、問題集を徹底的にやり込む!

多くの会社から出版されているマンション管理士試験の対策テキストや問題集。一番良くないのは異なるテキストを何冊も買って中途半端に手を出すことです。

重要なのは、これと決めた参考書を徹底的にやり込むこと。特にテキストと問題集は同シリーズで揃えることで効率よく学習を進められます。良質なテキスト・問題集は、過去問を徹底研究して作られているので、あれこれ手を広げなくても合格に必要な知識を得られます。

マンション管理士のおすすめテキスト・問題集は、以下の記事で紹介しています。
»【2022年・独学】マンション管理士におすすめテキスト・問題集13選

試験直前期の模試で弱点を克服

模試を受けたデータで客観的な分析ができる

マンション管理士試験の直前期には、模試を受けるのがおすすめ。模試を受けることで、試験の時間配分と学習の進捗具合について客観的な分析ができるからです。

理解していると思っている分野でも問題の切り口が変われば解けないということがあります。理解できているか知ることで、不得意な分野を復習できます。

管理業務主任者のおすすめ模試は以下の記事で紹介しています。
»【2022年・全国公開模試】マンション管理士のおすすめ模擬試験

管理業務主任者試験に合格して5問免除を利用する

5問免除でマンション管理士試験が有利になる

マンション管理士試験は、5問免除制度があります。免除となる対象者は管理業務主任者試験の合格者です。免除となる問題は、問46〜50のマンション管理の適正化法に関する問題です。

簡単に言うと、最後の5問は満点扱いとなる制度です。

マンション管理士試験において、マンション管理の適正化法からの出題は比較的正答しやすい問題が多いです。

免除制度を利用する最大のメリットは、マンション管理の適正化法について勉強する必要がなくなること。他の分野の勉強をできるため、有限の勉強時間を有効に使えるようになります。

管理業務主任者試験はマンション管理士試験とほぼ同じ分野から出題されるため、ダブル受験する人が多い試験です。難易度的に管理業務主任者試験の方が易しいため、管理業務主任者試験に合格してマンション管理士試験不合格となるケースがあります。

このような人は翌年、免除制度を利用してマンション管理士試験を受験できるので有利になります。

記事の筆者
私は、管理業務主任者試験に合格した翌年に免除制度を利用してマンション管理士試験に合格できました。

独学に限界を感じている人には資格スクールがおすすめ

自分のペースで勉強することが苦手な人は資格スクールをおすすめ!

独学での学習に限界を感じている人は多いです。試験に受からない人の特徴として、自分で学習のカリキュラムを作れず、何をしたら良いのかわからないという問題があります。

そこでおすすめなのが資格試験のプロがマンション管理士試験を徹底的に研究して作られた資格スクールの講座です。

初学者から再受験者まで合格するためのカリキュラムが考えられているので、自分で計画を立てる必要がありません。カリキュラムを愚直に進めていけば合格できるように設計されています。

最短距離で合格までナビゲートしてくれるのが、資格スクールの最大のメリット。忙しいけど、マンション管理士試験に本気で合格したいという人におすすめです。

マンション管理士の通信講座を利用するメリット|自宅で出先で学習可能

通信講座ならいつでもどこでもマンション管理士試験の学習ができる

資格スクールには大きくわけて、通学スクール通信スクールがあります。通学スクールは周りに同じマンション管理士試験に合格という目標を持った受験生がいるため、モチベーションを高く維持できます。

とはいえ、校舎への通学と講座の日時が決まっているため、自分の予定に合わせられないというデメリットがあります。

一方、通信スクールの場合、スマホ、タブレット、パソコンでいつでもどこでも受講できます。通勤などの移動中や作業の合間のちょっとした時間を有効に使って試験勉強ができるので、毎日忙しいけど本気でマンション管理士試験に合格したい人に最適です。

通信講座はYouTubeでサンプル講義を見たり、無料のお試し講座でどんな講座か確認できます。あとから、こんな講座だとは思わなかったというミスマッチがありません。

学習のタイプ別マンション管理士通信講座

タイプ別のマンション管理士通信講座で自分にピッタリの講座が見つかる

マンション管理士の通信講座には、各社特徴のある講座があります。オーソドックスな講義の充実したもの、スマホでの学習に特化した講座、講義とスマホアプリで自己学習のバランス型のものと自分が求めるタイプ別に選ぶのがおすすめです。

マンション管理士のおすすめ通信講座比較は以下の記事で紹介しています。
»【2022年度】管理業務主任者・マンション管理士の通信講座おすすめ厳選3選

わかりやすいボリュームある講義質問サポートの充実した通信講座が良い
アガルートのマンション管理士講座がおすすめ。以下の記事で紹介しています。
»アガルートの管理業務主任者・マンション管理士通信講座【口コミ・評判】
スマホで完結できる通信講座が良い
スタディングのマンション管理士講座がおすすめ。以下の記事で紹介しています。
»【口コミ・評判】スタディングの管理業務主任者・マンション管理士通信講座はスマホ特化!
自宅でも出先でもオールラウンドな通信講座が良い
フォーサイトのマンション管理士講座がおすすめ。以下の記事で紹介しています。
»フォーサイトの管理業務主任者・マンション管理士通信講座【口コミ・評判】

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