【完全版】マンション管理士試験に合格するためのロードマップを徹底解説

マンション管理士試験合格を目指す人
マンション管理士ってどんな資格?
試験の概要、勉強方法とか知りたいな…
独学で合格できるのかな…

マンション管理士は2000年に施行された「マンションの管理の適正化の推進に関する法律」によってできた国家資格です。

当記事では、マンション管理士資格について解説します。

  • マンション管理士とはどんな資格?
  • 不動産業界で働くのに必要な資格?
  • 試験の難易度、合格に必要な学習時間は?
  • 独学で合格できる?
  • 合格までに必要な費用や合格後の維持費について
  • マンション管理士と相性の良い他資格は何?
記事の筆者
【保有資格】
・マンション管理士
・管理業務主任者
・宅地建物取引士
すべて独学で合格した経験をもとに、管理業務主任者について解説します。

マンション管理士試験を受験する人が合格できるようにナビゲートします。

順番に解説しますので、目次から必要な項目のみ読むこともできます。

【ステップ1】マンション管理士について知ろう!

資格試験を受験するときは、はじめに資格や試験について知ることが合格への第一歩です。なぜなら、資格の成立過程や趣旨目的というのは試験問題でも出題されるため、資格について知ることは試験対策だからです。

ステップ1では、マンション管理士についての資格、試験の情報について解説します。

マンション管理士は分譲マンションのコンサルティング資格

マンション管理士は分譲マンションの管理組合を依頼人として、マンション管理、運営に関する相談業務を行う資格です。分譲マンションの管理運営のコンサルティングとして、主な業務は以下の通りです。

  • マンションの運営・管理(管理費・修繕積立金)について
  • マンション管理規約や使用細則の作成や変更の見直し
  • マンション修繕工事の計画について
  • 規約違反や住民同士のトラブル予防

マンション管理士の業務は、分譲マンションの管理組合に対して助言をしてマンション運営・管理を円滑にすることです。

試験の概要

1、試験日程・・・11月最終週の日曜日(年に1回)
2、合格発表・・・翌年1月中旬
3、試験地・・ ・全国8カ所
4、受験要件・・・受験要件なし(誰でも受験できます)
5、受験料・・ ・9,400円
6、出題形式・・・4肢択一のマークシート

マンション管理士試験は、毎年11月最終の日曜日に実施されます。翌週の12月1週目の日曜日が管理業務主任者試験のため、2週連続で受験する人は多いです。

受験会場は全国8箇所です。

  • 札幌市
  • 仙台市
  • 東京都
  • 名古屋市
  • 大阪市
  • 広島市
  • 福岡市
  • 那覇市

7、出題範囲

・マンションの管理に関する法令及び実務に関すること
・管理組合の運営の円滑化に関すること
・マンションの建物及び附属施設の構造及び設備に関すること
・マンションの管理の適正化の推進に関する法律に関すること

8、合格率・・・9.9%(2021年試験)

マンション管理士試験の合格率は10%未満です。不動産資格として人気の宅地建物取引士の合格率15%程度、管理業務主任者試験の合格率20%程度であるため、マンション管理士は非常に難しい試験だといえます。

マンション管理士試験の概要については、以下の記事で詳細な解説をしています。
»マンション管理士試験の概要【資格者のできること・試験科目・出題形式】

管理業務主任者との違い

マンション管理士はコンサルティングの資格

マンション管理士は、分譲マンションの管理組合を相手にマンション管理に関するコンサルティング業務の資格

管理業務主任者はマンション管理の資格

管理業務主任者は、マンション管理会社が分譲マンションの管理をするのに必要な資格

マンション管理士と似た資格として、管理業務主任者があります。どちらもマンション管理の適正化法により創設された資格で試験範囲や出題形式などほぼ同じですが、資格のできる業務は異なります。

マンション管理士は、分譲マンションの管理組合に対してマンション管理についての相談業務、つまりコンサルティングをする資格です。とはいえ、マンション管理士以外の人でもコンサルティング業務をすることはできます。マンション管理士にできることは、「マンション管理士」という名称を使えることです。

特定の名称を独占して使うことができる資格を「名称独占資格」といいます。名称を独占して使えることで、取引相手に信頼してもらえるというメリットがあります。

マンション管理士は「名称独占資格」

一方、管理業務主任者は分譲マンションの管理をするマンション管理士会社に必要な資格です。マンション管理会社が業務をするには、管理業務主任者を置く必要があります。

特定の業務をするのに必要な資格を「業務独占資格」といいます。プラスして管理業務主任者という名称は管理業務主任者の登録をした人にしかできないので「名称独占資格」でもあります。

管理業務主任者は「独占業務資格」+「名称独占資格」

国家資格と民間資格、業務独占資格と名称独占資格は以下の記事で解説しています。
»【不動産資格】国家資格と民間資格について【宅建士・管業・マン管】

マンション管理士試験の5問免除制度

マンション管理士試験の5問免除を受ける要件

管理業務主任者の合格者

マンション管理士試験には、5問免除制度があります。簡単にいうと5問分満点扱いとなる制度です。5問免除の対象となる問題は、問46〜50のマンション管理の適正化に関する法律の出題部分です。

管理業務主任者試験の合格者が5問免除を受けられます。管理業務主任者に登録している必要はなく、合格者が対象となります。マンション管理士試験の出願時に管理業務主任者試験の合格者番号を記載することで、5問免除制度を利用して受験ができます。

マンション管理士の5問免除は有利

マンション管理士の合格率は10%未満です。毎年、1点足りなくて残念な結果になる人が多く、1点の重みがある試験です。5問分が満点扱いとなるアドバンテージは大きいです。

5問免除を受ける場合、免除問題の出題範囲であるマンション管理の適正化法の学習をする必要がない(試験に合格することだけを考えたとき)ため、他の分野に学習時間を費やすことができます。

マンション管理士試験については、以下の記事で詳細を解説しています。
»【合格率・難易度・勉強時間】マンション管理士試験について【他不動産3資格との比較】

【ステップ2】マンション管理士試験の学習をしよう!

マンション管理士試験に合格するのに必要な学習について解説します。

初めてマンション管理士を受験する人は、合格できるのか不安になります。実際、私が独学で学習をしていたとき、この勉強方法、勉強量で合格できるのかと思いながらの毎日でした。とはいえ、適切に学習をすることで合格できます。

私が合格したときの経験から、学習のポイント、必要な学習量、学習スケジュールや模試の活用など解説します。

独学or資格スクールどちらが良い?

マンション管理士試験の学習をするとき、大きく分けて独学と資格スクールを利用する方法があります。さらに資格スクールは、通学とオンラインがあります。

独学と資格スクールのメリット・デメリットは以下の通りです。

メリットデメリット
独学・費用が安い
・自由に学習計画が可能
・初学者には理解に時間がかかる
・自己管理、学習計画が難しい
資格スクール
(オンライン)
・初学者でもわかりやすい講義
・効率よく最短での合格が可能
・自分の都合の良い時に受講可能
・独学よりも費用が掛かる
・自己管理ができない人には不向き
資格スクール
(通学)
・初学者でもわかりやすい講義
・効率よく最短での合格が可能
・決められたカリキュラムでモチベーションUP
・費用が高い
・通学は予定の拘束がある
・通学時間がもったいない

独学のメリットは、費用を安くできること。受験料などの必要な費用以外は、市販のテキスト・問題集代です。

デメリットは、初学者だと内容を理解するのに時間が掛かったり、自己管理ができない人には向いていないことです。

独学におすすめのマンション管理士テキスト・問題集は、以下の記事で紹介しています。
»【2022年・独学】マンション管理士におすすめテキスト・問題集13選

通信講座は、費用と自由度のバランスが良い

資格スクールのメリットは、初学者にもわかりやすい講義で合格まで最短ルートで到達できることです。特に働きながらマンション管理士合格を目指している人や初めての受験の人におすすめです。

デメリットは、独学に比べて費用が掛かることですが、合格までの時間をショートカットできる価値と考えると結果的安上がりといえます。通学の資格スクールは、講義日程に自分の予定が合わないという場合があります。自分のスケジュールにあわせて受講したい人は、オンラインの資格スクール(通信講座)がおすすめです。

通信講座は、いつでもどこでも受講ができます。自宅のパソコンで講義を受ける以外に出先でスマホやタブレットを使って受講できるのが良いところです。特にスマホに特化した通信講座があります。通勤、通学のほかに日々のスキマ時間を有効活用できるので、忙しくて時間はないけど、合格したいという人には特におすすめです。

通信講座は、講師の人のサンプル講義を受けて、自分の学習スタイルにあった講座を選べるところが魅力です。

マンション管理士のおすすめ通信講座は、以下の記事で紹介しています。
»【2022年度】管理業務主任者・マンション管理士の通信講座おすすめ厳選3選
»【合格率70%】アガルートの管理業務主任者・マンション管理士通信講座【口コミ・評判】
»フォーサイトの管理業務主任者・マンション管理士通信講座【口コミ・評判】
»【口コミ・評判】スタディングの管理業務主任者・マンション管理士通信講座はスマホ特化!

合格に必要な学習時間は600時間|学習スケジュール

マンション管理士試験合格に必要な学習時間
600時間

マンション管理士試験の合格に必要な学習時間の目安は600時間です。初学者が受験するときの目安のため、試験科目や試験範囲の重複する他資格(例:宅地建物取引士、管理業務主任者)の合格者は目安より短時間での合格が可能です。

マンション管理士試験と関連する資格の学習時間の目安は以下の通りです。

資格名関連業種合格率(2021年)学習時間の目安
マンション管理士分譲マンションの
管理運営コンサル
9.9%600時間
宅地建物取引士不動産売買・仲介17.9%300時間
管理業務主任者分譲マンションの
管理
19.4%250時間

マンション管理士試験の学習スケジュールは、10ヶ月を目安に計画することをおすすめです。

学習時間600時間から逆算したスケジュールは以下です。

マンション管理士試験の学習スケジュール
学習期間:10ヶ月(2月上旬〜11月下旬)
学習時間:毎日2時間

学習時間600時間を10ヶ月の期間で消化する場合、1ヶ月あたり60時間の学習となります。毎日2時間の学習をすることが必要ですが、平日は90分、休日は上乗せして学習というパターンもありです。ただし、毎日継続することが重要です。何も学習しない日を作らないよう心掛けましょう。

スケジュールや学習時間、学習内容の管理にはStudyplusというアプリが一押しです。テキストや問題集の登録がバーコードででき、学習時間、科目など細かな集計をすることができるため、進捗の確認に便利です。

学習計画、学習時間の管理をすることが合格への手助けとなります。

勉強に集中できないという人には以下の記事を参考にしてください。
»勉強におすすめのノイズキャンセリングヘッドホン・イヤホン4選【無音・無線】

学習方法は反復継続が重要

インプット(テキスト)とアウトプット(問題集)の繰り返し

勉強方法については、テキストを読んで知識を入れるインプットと過去問題集を解いて知識を出すアウトプットを継続して繰り返すことが重要です。何度も繰り返すことで知識の定着が進みます。問題集を解いて弱い分野はテキストに戻って確認します。

過去問題集の使い方

できない問題を残して過去問題を5周以上する

過去問題集については、最低でも問題集を5周はします。間隔を空けて繰り返し問題集を解くことで知識の定着ができます。ただし、3周目の段階で確実に理解できている問題(解答ページに書かれている内容を解説できる程度)については、印を付けて4周目以降は解くのをやめます。

確実に解ける問題を解くことは、時間効率が悪くなります。できない問題を効率よく学習することで満遍なく全分野で得点をできるように仕上げていきましょう。

マンション管理士試験は、構造問題や設備問題で苦労する受験者が多いです。

筆者
受験したとき一番手こずったのは、構造問題・設備問題でした。とはいえ、適切な対策をすることで合格点に達することはできます。

構造問題・設備問題の勉強方法については、実体験を含めて以下の記事で解説しています。
»【勉強方法】管理業務主任者・マンション管理士の建物構造・設備問題対策

模擬試験を受験して弱い分野を見つけよう!

模擬試験は習熟度の低い分野を客観的データで分析できる

模擬試験を受験することで、学習の進捗状況について分析ができます。特に弱い分野について受験者の正答率や重要度ランクという客観的データで知ることが重要です。マンション管理士は、受験者の多くが正答する問題を落としていると合格できない試験だからです。

模擬試験を本試験前の復習に活用することで合格の可能性が高くなります。模擬試験は資格スクールの会場受験以外に自宅でも受験できるので、会場まで受験に行くのは大変という人にもおすすめです。

おすすめ模擬試験は以下の記事で紹介しています。
»マンション管理士のおすすめ模擬試験

受験後は解答速報で自己採点|合格予想点を確認する

資格スクールが解答速報合格予想点数を公表

受験当日の夜には、各資格スクールから解答速報が公表されます。自己採点をして、何点取れているか確認しましょう。ただし、資格スクールの解答速報によって1つの問題に対して、正解とする解答が分かれる場合があります。

資格スクールによって解答が分かれることを「割れ問題」と言います。原因は問題自体に疑義がある場合や単純に資格スクールが解答を間違えたなどさまざまです。複数の解答速報を確認して、解答の割れている問題の有無をチェックすることで精度の高い自己採点ができます。

また、資格スクール独自の合格予想点数の公表があります。過去の傾向や受験者のデータを元に算出しているので、合格できそうかの参考になります。

資格スクールの解答速報と合格予想点数については、以下の記事で紹介しています。
»マンション管理士試験の合格予想点数と解答速報まとめ一覧

【ステップ3】合格後は、マンション管理士に登録しよう

マンション管理士の登録に実務経験は不要

宅地建物取引士や管理業務主任者の登録と異なり、マンション管理士は実務経験不要で登録ができます。

公益財団法人マンション管理士センターのHPで申請書類を準備できます。

マンション管理士に登録しよう

マンション管理士の登録は、以下の6つの欠格事由に該当しないことが必要です。該当すると登録できません。

マンションの管理の適正化の推進に関する法律

(登録)
第30条 マンション管理士となる資格を有する者は、国土交通大臣の登録を受けることができる。ただし、次の各号のいずれかに該当する者については、この限りでない。

1 禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終わり、又は執行を受けることがなくなった日から二年を経過しない者
2 この法律の規定により罰金の刑に処せられ、その執行を終わり、又は執行を受けることがなくなった日から二年を経過しない者
3 第三十三条第一項第二号又は第二項の規定により登録を取り消され、その取消しの日から二年を経過しない者
4 第六十五条第一項第二号から第四号まで又は同条第二項第二号若しくは第三号のいずれかに該当することにより第五十九条第一項の登録を取り消され、その取消しの日から二年を経過しない者
5 第八十三条第二号又は第三号に該当することによりマンション管理業者の登録を取り消され、その取消しの日から二年を経過しない者(当該登録を取り消された者が法人である場合においては、当該取消しの日前三十日以内にその法人の役員(業務を執行する社員、取締役、執行役又はこれらに準ずる者をいう。第三章において同じ。)であった者で当該取消しの日から二年を経過しないもの)
6 心身の故障によりマンション管理士の業務を適正に行うことができない者として国土交通省令で定めるもの

e-GOV法令検索より

マンション管理士の登録に必要な書類
・登録申請書
・誓約書
・住民票(申請者が市区町村で取得)

必要書類はシンプルです。申請書と誓約書の2点は、申請の案内書に同封されています。

申請者が各自で準備する必要があるのは、住民票です。居住している(住民として届け出ている)市区町村の市役所や市民センターで取得できます。

市区町村によっては、住民票をコンビニエンスストアで取得できるコンビニ交付のサービスがあります。

マンション管理士の登録に必要な費用
・登録手数料4,250円(非課税)
・登録免許税9,000円(収入印紙を購入)

登録後はマンション管理士カードを申請できる

マンション管理士カードの交付手数料
手数料2,540円

マンション管理士に登録をするとマンション管理士登録証が届きます。この登録証は書類のため、登録証とは別に携帯に便利なマンション管理士カードを申請することができます。

ただし、手数料2,540円の有料となります。マンション管理士カードの記載内容は以下です。

  • 氏名
  • 生年月日
  • 住所
  • 登録番号
  • 登録年月日
  • 法定講習修了年月日
  • 本証有効期限
  • 交付年月日
  • 発行番号

マンション管理士カードを提示する機会は基本的にありませんが、作成して満足感を得ることができます。

筆者
合格、登録後の記念にマンション管理士カードをおすすめします。

マンション管理士の更新について

マンション管理士は5年毎に講習を受講する必要あり

講習費用:16,600円

マンション管理士の三大義務が「マンションの管理の適正化の推進に関する法律」(以下、適正化法)により定められています。

  • 信用失墜行為の禁止(適正化法40条)
  • 講習の受講(適正化法41条)
  • 秘密保持義務(適正化法42条)

三大義務のひとつが講習の受講、つまり更新時の手続きとなります。根拠条文は適正化法41条です。

(講習)
第四十一条 マンション管理士は、国土交通省令で定める期間ごとに、次条から第四十一条の四までの規定により国土交通大臣の登録を受けた者(以下この節において「登録講習機関」という。)が国土交通省令で定めるところにより行う講習(以下この節において「講習」という。)を受けなければならない。
 

講習は、会場での受講のほかWEBでの受講も可能です。2022年度の実施状況は以下の通りです。

WEB講習の実施日2021年12月〜2022年2月12日
会場講習の実施日2022年1月22日・2022年2月18日
講習会場札幌・仙台・大宮・上野・新宿・立川・横浜・名古屋・梅田・神戸・岡山・広島・福岡・那覇 
受講料16,600円(税込)
公式サイト公益財団法人マンション管理センター
筆者
会場受験だけでなく、自宅で受講できるWEB講習が選べるようになりました。

合格までの必要費用と維持費

独学で合格したときの必要費用と維持費の目安

登録後10年間:45,000円

マンション管理士の取得、登録、更新1回分の10年間の費用は、約45,000円です。内訳は、以下の通り。

取得・維持費用独学資格スクール
(通信の目安)
資格スクール
(通学の目安)
テキスト・問題集6,000円
資格スクール受講料50,000円100,000円
試験の受験料9,400円9,400円9,400円
取得までの費用小計15,400円59,400円109,400円
合格後の登録料(5年有効)13,250円13,250円13,250円
更新料(法定講習)16,600円16,600円16,600円
登録維持費の合計45,250円89,250円139,250円

取得費用や維持費の目安は上記一覧です。取得費用の大きな違いは独学か資格スクールを利用するかです。

独学→資格スクール(通信講座)→資格スクール(通学講座)の順に費用が高くなる

独学用のおすすめテキスト・問題集は以下の記事で紹介しています。
»【2022年・独学】マンション管理士におすすめテキスト・問題集13選
おすすめ通信講座は以下の記事で紹介しています。
»【2022年度】管理業務主任者・マンション管理士の通信講座おすすめ厳選3選
»【合格率70%】アガルートの管理業務主任者・マンション管理士通信講座【口コミ・評判】
»フォーサイトの管理業務主任者・マンション管理士通信講座【口コミ・評判】
»【口コミ・評判】スタディングの管理業務主任者・マンション管理士通信講座はスマホ特化!

マンション管理士と相性の良い国家資格・公的資格

  • 管理業務主任者
  • 宅地建物取引士
  • 日商簿記
  • 建築士

マンション管理士は、分譲マンションの管理組合に対するコンサルティングが主な業務です。分譲マンションの運営には、幅広い知識や経験が求められます。そこで、マンション管理士と相性の良い国家資格などを紹介します。

マンション管理士と試験範囲や学習内容が重複する資格もあります。合格後、期間をあけずに受験すると最短での合格が可能です。

とりわけ、マンション管理士・管理業務主任者・宅地建物取引士の3つに合格することをトリプルクラウンと呼ばれ、一種のステータスとなっています。

トリプルクラウンを最短で目指すルートは以下の記事で解説しています。
»【トリプルクラウン】不動産三冠資格を取得する最短ルートの合格方法

管理業務主任者

管理業務主任者は、分譲マンションの管理をするマンション管理会社に必要な資格です。試験範囲はマンション管理士とほぼ同じ分野から出題され、出題形式も同じです。

また、試験日程はマンション管理士試験の翌週になる12月1週目の日曜日に実施されます。マンション管理士試験とのダブル受験がおすすめです。

管理業務主委任者については以下の記事で解説しています。
»【完全版】管理業務主任者試験に合格するためのロードマップを徹底解説

宅地建物取引士

宅地建物取引士は、不動産売買や仲介についての資格です。左記の取引をする不動産会社である宅地建物取引業者は、宅地建物取引士が必須です。

毎年、20万人以上が受験をする有名な資格であり、不動産資格、法律系の入門資格として根強い人気があります。不動産会社で働く場合、とてもおすすめです。

宅地建物取引士試験については、以下の記事で解説しています。
»【完全版】宅地建物取引士に合格するためのロードマップを徹底解説

日商簿記

日商簿記検定は、個人事業主や企業の会計に関する検定試験です。簿記の知識は不動産業に限らず、企業で働く際にあった方が良い知識ですのでおすすめです。マンション管理についても会計知識は必須ですので、簿記の学習をすることは非常に役に立ちます。

簿記は3級・2級・1級とありますが、1級は難易度が高くマンション管理士と併用するなら2級がおすすめです。簿記は、あらゆる資格と相性が良いです。

建築士

建築士は、主に建物を建てる際の設計や工事監督をすることができます。マンション管理に必要な長期修繕計画や大規模修繕工事の際に建築士は活躍できます。

ただし、建築士には受験資格があるため、誰でも受験できるマンション管理士とは違います。

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