【ダブルライセンス】宅地建物取引士と相性の良いおすすめ資格4選

この記事は、宅地建物取引士を受験する方、合格した方におすすめする不動産・金融系の相性の良い資格についてです。

宅地建物取引士を取得後、更に資格や知識を増やしたいとお考えの方に参考となる内容になっています。

【ダブルライセンス】宅地建物取引士と相性の良いおすすめ資格4選


宅地建物取引士は、不動産会社に勤務の方はもちろんのこと銀行等金融系に勤務されている方も取得が推奨されている資格です。

また、法律系の資格として、登竜門的な位置づけにありますので、司法試験や司法書士等の難関資格を目指す方も受けられたりすると思います。

学生から社会人まで受験者数は毎年のびており、2019年は22万人が受験するという代表的な資格試験です。

宅地建物取引士取得後にオススメする相性の良い資格
・ファイナンシャルプランナー(FP)3級/2級
・管理業務主任者
・マンション管理士
・賃貸不動産経営管理士

ファイナンシャルプランナー(FP)3級/2級


私が特にオススメするのは、ファイナンシャルプランナーです。

私たちが生活するうえで必要な、金融・不動産・相続・保険・ローン・税制度・年金といった幅広い知識を学べ、それらの知識をもちいてファイナンシャルプランニングを行えます。

宅建士の試験範囲である建蔽率や容積率を算出する問題や相続に関する問題など、試験範囲が重なる部分があります。

それ以上に、宅建士の業務を行う上で必要となる税制や金融についての知識を網羅的に身につけることができます。

試験は年に3回実施されるため、
同じ年度に3級→2級など受験しやすいと思います。

宅建士に合格される方であれば、2級はそこまで難しくないと思います。

FP3級→宅建士→FP2級と受験しても良いと思います。

ちなみにFP1級については、2級と比べてかなり難しいのと、受験資格を満たす必要があります。

管理業務主任者


ここからは、不動産会社にお勤めの方にオススメする資格です。

不動産会社といっても、建築、売買、賃貸、管理等多岐に渡ります。横断する知識も役立つケースがあります。

管理業務主任者は、分譲マンションを管理する会社に勤務するなら必要です。

宅建業者の事務所に宅建士が必要だったり、重要事項説明等の宅建士にしかできない業務があるのと同様に、分譲マンションの管理会社は、管理戸数に応じて管理業務主任者を必要とし、管理業務主任者でなければできない業務もあります。

試験範囲として、宅建士と重なるのは民法です。配点も大きい分野ですので、宅建士を受験される方には、有利だと思います。

また、建物に関する設備関係の問題が多く出題されるため、宅建士では学習できなかった範囲も学習でき良いと思います。

ちなみに後述のマンション管理士は、試験範囲も同じなため、兄弟(姉妹)資格のような位置づけであり、管理業務主任者持ちは、マンション管理士試験が5問免除(逆も同じ)となります。

マンション管理士


マンション管理士は、分譲マンションの管理組合の運営に関わる名称独占資格です。

コンサル的な立ち位置であり、宅建士や管理業務主任者のようにこの資格がなければ、業務ができないということはありません。

簡単に言うと「マンション管理士」と名乗ることができる資格です。

独占業務もないわりに難易度は管理業務主任者より高く、前述のマンション管理会社勤務の方が箔付けや社内でのキャリアアップに必要なるため、取得を目指していたりします。

試験範囲は、管理業務主任者と同じなため、管理業務主任者合格→5問免除を利用して、マンション管理士試験に挑戦という方法が現実的かなと思います。

私の場合、同年度に両方の試験を受験し、マンション管理士は全然ダメで、管理業務主任者は合格、翌年にマンション管理士(5問免除アリ)合格でした。

同年度に両方合格はかなり凄いと思います。

管理業務主任者ほどオススメはしませんが、挑戦しがいのある試験だとは思います。

賃貸不動産経営管理士


賃貸不動産経営管理士は、賃貸不動産のサブリースや管理会社に必要な資格です。

2020年度は特にオススメの資格です。というのも2020年度に賃貸不動産の適正化に関する法律が制定され、一定の賃貸不動産管理会社にとって必須の資格となったからです。

宅建士の資格持ちでも同様の効果がある制度ではありますが、宅建士との親和性も大きいので、取得することをオススメします。

難易度は、宅建士よりも易しいので宅建士→賃貸不動産経営管理士と受験して、ダブル合格も目指せると思います。

近年、難易度は難化傾向にあるため、比較的合格しやすい今がチャンスだと思います。

まとめ


勤務先の業種にもよるかとは思いますが、オススメ順として、ファイナンシャルプランナー(FP)と賃貸不動産経営管理士が特にオススメです。

学生の方で、不動産業界に就職を考えているのであれば、宅建士、管理業務主任者、FP2級、賃貸不動産経営管理士の順にオススメします。

マンション管理士は、独占業務もない割に難易度が高いため、あまりオススメはできないかなと思います。

私は、運よく合格できましたが、1点足りず何年も合格できないというドロ沼に陥る可能性もあるからです。

以上、宅地建物取引士を受験、合格した方にオススメする相性の良い資格でした。

最後までご覧いただきありがとうございます。

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