資格試験における試験会場の選択が重要なわけ



今回は、資格試験を受験するとき試験会場を選ぶことの重要性がテーマです。




私は、宅地建物取引士(宅建士)・管理業務主任者・マンション管理士・行政書士・FP(ファイナンシャルプランナー)を受験してきたなかで、いくつもの会場で受験をしてきました。そのときに思ったのは、なにげに資格試験において、受験会場はとても重要な要素だということです。おおげさかもしれませんが、合否を左右する可能性すらあると思っています。



試験会場が重要なわけ




結論からいいますと、会場によって設備が大きく異なるということです。




設備が大きく異なるということは、受験する環境に大きく影響を与えるということです。




例えば、宅建士の会場をみてみると、大学のキャンパスをはじめ、ホテル、産業会館、高等学校、専門学校、スポーツセンター等様々な施設が受験会場として設定されています。




築年数の浅い大学のキャンパスのほうが設備も綺麗で心地よく試験に臨めると思います。具体的には、空調、机、イス、照明、トイレです。特にトイレは、大学のキャンパスは規模が大きくトイレの数が多いので、トイレ渋滞が起きにくいという理由もあります。会場によっては、ホールに可動式の長机とイスを設置してというケースもあります。大学のキャンパスのように、もともと講義をすることの目的とした施設のほうが、受験をしやすい環境にあると思います。




受験会場を選択できるかは、試験による





受験会場を選択できるかは、資格試験の種類によって異なります。



  • 宅地建物取引士
  • 管理業務主任者
  • マンション管理士
  • 行政書士
  • ファイナンシャルプランナー




宅地建物取引士の試験会場




宅地建物取引士(宅建士)試験の場合、原則、居住している都道府県になります。とはいえ、宅建士のような大規模な資格試験の場合、同一の都道府県内で複数受験会場が用意されていることが多くなります。この場合、受験会場の選択は、申込時の先着順となります。




つまり、申し込み開始日に申し込みを行えば、希望会場での受験となる可能性が高いといえます。




自宅から最寄りの会場を選択するというのも良いかと思いますが、会場次第では、たとえ遠くなっても別の会場を選択することをオススメします。




管理業務主任者の試験会場




管理業務主任者の受験会場は、札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡・那覇の全国8か所でおこなわれます。




事前に会場までは、申込時にはわからないため、希望受験地までの選択となります。ただし、過去の試験会場を調べてみると大学のキャンパスが会場として選ばれているようです。受験人数も少ないからか会場の設定が全国8か所なこともありますので、基本的には、最寄りの受験地を選択されると良いと思います。




マンション管理士の試験会場




マンション管理士の試験会場は、札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡・那覇及びこれらの周辺地域と定められています。




基本的に管理業務主任者試験と同じです。私の経験では、同一年度に管理業務主任者とマンション管理士を受験しましたが、どちらも同じ試験会場で受験をしました。




行政書士の試験会場




行政書士は、全国各都道府県で試験会場が設定されています。試験会場は、一般社団法人行政書士試験研究センターのホームページに掲載もされており、事前に試験会場の確認もできます。また、居住地に関係なく、好きな場所で受験できます。




私の経験では、最寄りの試験会場より近隣県の試験会場の方が良いと思ったため、少し離れた会場で受験しました。



まとめ





普段、勉強する環境が重要であるように、本番の試験の環境はもっと重要だと思います。




当然、資格試験の主催者側で配慮がされた受験会場が設定されているとは思いますが、受験人数が多くなるとキャパシティーが優先される状況になってもやむを得ないと思います。





資格試験を受験していると異なる資格でも同じ会場になることがよくあります。




私の経験では、管理業務主任者、マンション管理士、行政書士は同じ会場でした。何度も行ったことのある会場ですので慣れもあり緊張もせず、試験に集中できてとても良かったと思います。




資格試験によって、試験会場が明記されていて選択できる試験と受験地のみ選択できる試験と対応が異なることがわかります。




受験人数がそこまで多くない試験については、受験環境に差が出ないよう似たような会場が準備される傾向にあると感じていますが、宅建士のように毎年、20万人以上が受験するような試験になると、さまざまな会場が必要となるようです。




試験地しか選べなくても、過去の試験会場をネットで検索すれば、出てきますので、過去の傾向からおそらくこの会場だろうという予想は可能です。




ただし、申込時に会場が選択できる場合でも先着順となり、希望場所が定員に達したときは、第2希望の場所になることもありますので、資格試験を受験される際には、申し込み開始と同時に申し込み手続きをされることをおすすめします。




以上、資格試験における試験会場が重要なわけでした。最後までご覧いただきありがとうございます。

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