宅地建物取引士試験を合格するのに最低限かかる費用と維持費について


宅地建物取引士試験の合格にかかる費用や合格後の登録、更新費用といった維持費について解説します。

宅地建物取引士の資格取得にいくらかかるのか?また、維持するのにいくらかかるのか?という疑問にお答えします。

結論、宅地建物取引士の合格にかかる費用は14,200円です。また、維持費は、58,200円/10年(年間5,820円)となります。

宅地建物取引士試験を合格するのに最低限かかる費用と維持費について


宅地建物取引士は、不動産の売買や仲介において必須の資格です。

また、法律系資格の登竜門的な位置づけの資格でもあります。

取得するのに必要となる費用


・テキスト、問題集代6,000円
・受験料7,000円

テキスト・問題集


宅地建物取引士試験は、市販のテキストや問題集がたくさん発売されています。

おおむねテキスト3,000円、問題集3,000円といったところです。

プラスで試験対策をするなら直前予想問題集がおすすめです。

あわせて読みたい

宅建士試験の受験者 宅地建物取引士試験を受験するけど、テキストや問題集がたくさんあってどれを選べば良いのか悩む。合格するためにおすすめのテキスト・問題集を知りたいな… 宅地建物取引士試験に独学で合格するためにおすすめのテキス[…]

受験料


受験料は8,200円(非課税)です。

受験料は非課税となります。

あわせて読みたい

今回は、資格試験の受験料に対する消費税についての記事です。受験料に消費税が課税される資格と非課税の資格があることの疑問にお答えします。 結論からざっくり言うと国家資格(検定)は非課税・民間資格は課税となります。 受験料[…]

登録講習


宅地建物取引士試験には、登録講習という制度があります。

この講習を受講すると本試験の問46~50が免除になるのですが、受講要件があり、宅地建物取引業に従事している人しか受講できません。

簡単にいうと、宅建業をしている不動産会社の従業員です。

登録講習は、実施している団体が複数あり金額にばらつきがあります。

講習料は、11,000~20,000円ですが、15,000円程度が多くなっています。

合格後に必要な費用


宅地建物取引士として、重要事項説明や契約書への記名押印をするには、宅建士に登録をする必要があります。

登録料


登録料は、37,000円必要のほか、宅地建物取引士証の交付申請手数料として4,500円必要となります。

また、登録には実務経験が2年以上必要です。

実務経験が無い人は、登録実務講習を修了する必要があります。

登録実務講習


登録実務講習は、実施団体により異なり13,000~22,000円となります。

更新に関する費用


宅建士の有効期間は、5年間です。

更新時には、法定講習受講料11,000円と宅建士証交付申請手数料4,500円が必要になります。

また、宅建試験合格後1年を超えてから宅建士の登録をする場合、法定講習を受講する必要があります。

まとめ


パターン別にまとめます。

実務経験なし
(合格後1年以内)
実務経験なし
(合格後1年超過)
実務経験あり
テキスト・問題集6,000円6,000円6,000円
受験料8,200円8,200円8,200円
登録料等61,500円72,500円41,500円
更新料(5年毎)15,500円15,500円15,500円
合計91,200円102,200円71,200円
免除講習有の場合
登録講習15,000円15,000円15,000円
合計106,200円117,200円86,200円

その他、写真代や郵便料金が必要となります。

また、宅地建物取引士の通信講座を検討している人は、以下の記事がおすすめです。
»【2022年度・通信講座】宅地建物取引士のおすすめオンライン講座厳選3選

あわせて読みたい

宅建士を受験する人 宅地建物取引士の通信講座を受講しようと思うけど、どれを選べばいいのだろう…自分にあう講座や選び方のポイントを知りたいな… 宅地建物取引士は、毎年20万人以上が受験して合格率15%前後の試験のため、通信講[…]

最新情報をチェックしよう!