賃貸不動産経営管理士を独学で取得するときの費用と維持費(更新料)を解説

賃管の費用、維持費を調べている人
賃貸不動産経営管理士を独学で合格するのに必要な費用を知りたい。
また、合格後の登録費用や更新料といった維持費はどれくらい必要なのだろう…

賃貸不動産経営管理士試験は、合格までに必要となる費用のほか、合格後の登録費用や更新料といった維持費が必要となります。必要な費用を知ることで、合格後にスムーズに登録ができるようにしましょう。

当記事では賃貸不動産経営管理士の試験を独学で合格を目指すときの費用や取得後の登録費用、その後の更新料等の維持費についての解説します。

【結論】

賃貸不動産系管理士合格までに必要な費用は19,000円です。

登録に必要な費用は6,600円(実務経験のない人は+20,000円)

更新料等の更新手続きに必要な費用は未定(2022年1月時点)

賃貸不動産経営管理士を独学で取得するときの費用と維持費(更新料)を解説

賃貸不動産経営管理士は、2021年度に国家資格化された注目の賃貸不動産管理に関する資格です。

合格率が比較的高い今のうちに取得したいと考える人が多く、2021年度試験は30,000人以上が受験しました。

合格までに必要な費用、合格後の登録に必要な費用、その後の更新料等の維持費に分けて解説します。

賃貸不動産経営管理士試験に独学で合格までに必要な費用

取得までに必要な費用は、以下となります。

  • テキスト、問題集代4,000~6,000円
  • 受験料13,200円
  • 一部免除(5問免除)の講習受講料(受けなくてもOK)18,150円

そのほか、受験票用の写真代や願書の郵送料が必要となります。

テキスト・問題集代

賃貸不動産経営管理士用のテキストや問題集は、公式のテキストと各資格予備校等から出版されているものがあります。

公式テキストは、4,054円です。各出版社のテキスト、問題集代だと5,000~6,000円程度となります。

賃貸不動産経営管理士試験に独学で合格を目指すのにおすすめのテキスト、問題集は以下の記事で紹介しています。
»【2022年度・独学】賃貸不動産経営管理士試験のおすすめテキスト・問題集8選

受験料

賃貸不動産経営管理士受験料は、13,200円(税込)です。

資格試験と消費税の関係については、以下の記事で解説しています。
»【課税・非課税】資格試験の受験料と消費税の関係【国家資格・民間資格】

一部免除講習の受講料

賃貸不動産経営管理試験には、指定の講習を受けることにより本試験で5問免除が受けられるという制度があります。

簡単に言うと、講習を受講すると5問分正解扱いとして扱われます。

受講料は、18,150円(+公式テキスト代)です。

免除講習については、以下の記事で解説しています。
»【不要・いらない】賃貸不動産経営管理士の5問免除講習【2022年度・免除範囲】

合格後の登録料と更新料の維持費

賃貸不動産経営管理士に合格後、賃貸不動産経営管理士として活動するのであれば、登録手続きが必要です。

逆に言うと、登録しないのであれば、維持費は0円です。

賃貸不動産経営管理士の登録料

賃貸不動産経営管理士の登録料は、6,600円

登録料は6,600円です。

受験料に比較すると安いかなという印象です。登録をすると管理士証書と管理士証が交付されます。

これで賃貸不動産経営管理士として活動ができます。

ちなみに登録の有効期間は5年間です。

実務経験のない人は、実務講習を修了して登録する必要あり

賃貸不動産経営管理士登録要件
・賃貸不動産関連業務に2年以上の実務経験を有する

・実務経験を有する者と同等以上の能力を有する者
→実務講習を修了することで実務経験がある者とみなされます。

2021年度以降の賃貸不動産経営管理士合格者は、登録要件が上記の通りです。実務経験のない人は、実務講習を修了することで登録ができるようになります。

実務講習の受講料20,000円(税込)

実務講習の受講料は20,000円(税込)です。講習はeラーニングと自主学習後に行われるeラーニングによる修了試験に合格する必要があります。通常、修了試験に落ちて修了できずに終わることはないので安心してください。

賃貸不動産経営管理士の更新料


賃貸不動産経営管理士の有効期間は5年間

更新料は8,000円(民間資格)※1

※1 民間資格としての賃貸不動産経営管理士の更新料は8,000円のため、2021年度試験以降の国家資格の賃貸不動産経営管理士登録者と移行講習修了者で国家資格化した登録者は異なります。国家資格の賃貸不動産経営管理士

賃貸不動産経営管理士の登録有効期間は5年間です。登録から5年経過後、引き続き賃貸不動産経営管理士として活動する場合、登録更新の手続きが必要となります。

更新料は8,000円です。ただし、更新料8,000円は民間資格の賃貸不動産経営管理士です。

2021年に賃貸不動産経営管理士は国家資格となりました。2021年以降の賃貸不動産経営管理士合格者で登録をする人は国家資格の賃貸不動産経営管理士となります。また、2020年以前の民間資格の賃貸不動産経営管理士に登録していた人で、国家資格化するための移行講習を修了した人も国家資格の賃貸不動産経営管理士となります。

国家資格の賃貸不動産経営管理士登録者の更新料は未定(2022年1月時点)

国家資格の賃貸不動産経営管理士に登録している人の有効期間は5年です。5年経過後の更新手続きについては、2022年1月現在未定となっています。民間資格時代には、単に更新料8,000円を支払い更新手続きをするだけでしたが、国家資格となり、更新時には講習の受講などの手続きが必要になる可能性はあります。

賃貸不動産経営管理士の登録料、更新料等まとめ

合格までの取得に必要な費用

合格までに必要な内訳金額
テキスト・問題集代約5,000円
受験料13,200円
小計18,200円
一部免除講習(任意)18,150円
合計36,350円

登録料・更新料等の維持費

登録に必要な内訳金額
登録料6,600円
実務講習(実務経験の無い人)20,000円
合計26,600円
更新に必要な内訳金額
国家資格の更新料(2022年1月時点で未定)
合計

国家資格の賃貸不動産経営管理士は、更新手続きについて2022年1月時点では未定です。国家資格の賃貸不動産経営管理士に登録している人が最初に更新時期となるのは、2027年3月ということもあり、更新手続きをどのように行うか調整中なのではと推測します。

賃貸不動産経営管理士を独学で目指すのは不安という人や絶対に合格したいという人には通信講座をおすすめします。
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