【勉強方法・対策】賃貸不動産経営管理士試験の建物構造・建物設備問題について

賃管受験者
賃貸不動産経営管理士試験の学習をしているけど、建物構造や設備問題が難しい・・・どこまで対策すればいいの?範囲が膨大なので効率的な勉強方法や対策を知りたい・・・

2021年度から賃貸不動産経営管理士試験は国家資格となりました。

今後、受験者が増え、試験難易度が高くなることが想定さます。

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記事の筆者
【保有資格】
賃貸不動産経営管理士・管理業務主任者・マンション管理士・宅地建物取引士・FP1級

独学で合格した経験をもとに賃貸不動産経営管理士試験の建物構造、建物設備問題の勉強方法と対策を解説します。

近年の賃貸不動産経営管理士試験の建物構造問題・設備問題に関しては、そこまで難しい問題は出題されず、基本的な問題が多いといえます。つまり、広く浅く学習をしておけば、建物構造や建物設備問題については、合格レベルまで達することができました。

今後の試験は難化が予想されますので、しっかりとした勉強方法、対策をしないと、建物構造や建物設備問題で得点できないという事態になるかもしれません。

特に、建物構造や建物設備問題については、初学者が取り掛かり難く、本試験で得点できなかったという人が見受けられる分野です。

とはいえ、しっかりと対策をして臨めば、比較的容易に合格レベルの得点が可能となります。

当記事では、賃貸不動産経営管理士試験の建物構造問題、建物設備問題について勉強方法や対策のポイントを解説します。ポイントを押さえて学習を進めれば、初学者でも合格レベルになることができます。

【勉強方法・対策】賃貸不動産経営管理士試験の建物構造・設備問題について

賃貸不動産経営管理士試験の建物構造・設備問題の出題範囲は以下となります。

・管理業務として行う賃貸住宅の維持保全に関する事項

→建築物の構造及び概要、建築設備の概要、賃貸住宅の維持保全に関する管理実務及び知識、原状回復 等

賃貸不動産経営管理士試験実施要領より

試験内容を見るとざっくりとしていますが、実際に学習を始めてみると範囲は膨大です。

建物構造・建物設備問題とは?

【建物構造】
建物構造は、その名の通り建物の構造についてです。出題される建物構造問題は、例えば以下のものがあります。

・木造、鉄骨、鉄筋コンクリートなどの建物の素材に関すること
・制振構造、免震構造などの地震に対する構造に関すること
・外壁塗装、屋上防水工事、耐震補強などの建物修繕に関すること

【建物設備】
建物設備については、建物に備わっているあらゆるものです。出題される建物設備問題は、例えば、以下のものがあります。

・飲料用の給水設備
・排水用の設備(浄化槽、下水道、トラップ等)
・消防用設備(消火器、スプリンクラー、ガス検知器等)
・換気設備
・エレベーター
・機械式駐車場
・そのほか上記の設備の法定点検に関すること

細かく書き出すときりがありませんが、建物構造、建物設備の出題範囲は非常に広くなります。

建物構造・建物設備問題の勉強方法と対策

賃貸不動産経営管理士試験の建物構造・建物設備問題については、今後、難化することが予想されます。というのも、2021年度試験から国家資格化されること、2020年度までの試験をみると比較的易しい問題が多いことから、問題を難しくするのではないかと考えるからです。

問題を難しくして、試験難易度を上げようとするときに建物構造・建物設備問題が狙われ易いといえます。

とはいえ、限られた試験勉強時間の中で、やみくもに建物構造、建物設備に勉強時間を費やすことは得策ではありません。そこで、以下で勉強方法と対策を解説します。

・問題集をいきなり解いてみる
・満点を狙わない
・ビジュアル学習する
・管理業務主任者の過去問集を使う

テキストよりも先に問題集を解いてみる

テキストを読んでインプットして、問題集を解いてアウトプットというのが一般的な学習方法だといえます。

建物構造問題、建物設備問題については、いきなり問題集を解いてみることをおすすめします。

なぜなら、建物構造、設備問題については、知っているかいないかの単なる知識問題となることが多いからです。

最初に問題集を解いて、その後でテキストへ行き周辺知識を固めていくやり方で、知識を定着する方が効率的に学習を進めることができます。

深くまで立ち入らず満点を狙わない

建物構造や建物設備の分野で満点を取ろうしないことが重要です。

正答率80%程度を目標に学習を進めて、本試験で70%特典できれば良いという感覚でOKです。

なぜなら、建物構造や建物設備については、非常に幅広い範囲で深いといえます。難しい問題を作ろうと思えば、簡単に作ることができるため、出題されるかどうかわからない細かな知識までカバーしようとすると膨大な勉強量となってしまいます。

限られている時間の中で効率よく合格を目指すには、構造問題、設備問題については、過去問とその周辺知識と後述の管理業務主任者試験の過去問程度で留めておき、管理業法や賃貸借に関する頻出分野かつ確実に得点源とできる分野を重点的に学習するようにしましょう。

間違っても建物構造、建物設備問題を極めようとしてはいけません。

YouTubeや画像検索を活用する

建物構造や建物設備を勉強していて悩むのは、テキストや問題集の解説を読んでもサッパリわからないということです。テキストに図解があったりしますが、実際に動画や画像で確認することが手っ取り早いといえます。

そんな時に使えるのが、Youtubeや画像検索です。特に、Youtubeは建築や設備の業者チャンネルがおすすめです。例えば、屋上防水工事の解説など、実際に作業をしている解説動画を見ることで解説を読んでもイマイチ理解できない内容がよくわかるようになります。

ビジュアル面からの学習は知識の定着も良く、建物構造や建物設備試験対策としておすすめです。

他資格の過去問を解いてみる

管理業務主任者試験の過去問題集を解くことで、賃貸不動産経営管理士試験の対策になります。

というのも賃貸不動産経営管理士試験は、2013年から試験方式になりました。初期の頃の試験問題は、現在の試験とはことなり過去問題も出回っていません。そもそも試験回数自体が少ないため、建物構造や建物設備の過去問について蓄積が少ない状況です。

一方、管理業務主任者試験は、賃貸不動産経営管理士試験で出題される建物構造や建物設備問題が出題され、過去問題についても蓄積があります。

賃貸不動産経営管理士試験の過去問を学習しつつ、建物構造、建物設備について同種の試験問題が出題される管理業務主任者試験の過去問題集を使うことで、より効率的に学習を進めることが可能です。

まとめ

賃貸不動産経営管理士試験の建物構造、建物設備問題について対策、勉強方法をまとめます。

・テキストより先に過去問から解いてみる
・満点は狙わない、深入りしない
・Youtubeや画像検索を使用して、ビジュアルで覚える
・他資格(管理業務主任者)の問題集についても学習する
・過去問は確実にこなす

賃貸不動産経営管理士試験は、建物構造、建物設備問題の得点が伸びず、残念な結果となってしまう方がいます。

建物構造、建物設備の問題は、適切な方法で勉強、対策することで確実に点に結びつきますので、賃貸不動産経営管理士試験合格への近道となります。

以下は独学で学習を進める人におすすめのテキスト・問題集の記事です。
»【2022年度・独学】賃貸不動産経営管理士試験のおすすめテキスト・問題集10選

確実に合格をしたいという人には、オンライン講座をおすすめします。
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