【筆記試験・面接試験】資格試験のおすすめ服装を徹底解説!国家資格の実例を紹介

資格試験の受験者
資格試験を受験するけど、どんな服装で行けば良いのだろう?
気をつけた方が良いこととかあるのかな…
 

資格試験を受験するときの服装に悩む人は多いです。どんな服装で行けば良いのか、周りの受験者はどんな服装だろうか気になります。

資格試験の服装は筆記試験と面接試験で分けて考える必要があります。筆記試験の場合、動きやすい快適な服装で、室温に調整できるように薄手の上着を1枚多めに持っていくのがおすすめ。面接試験は、フォーマルな服装を心がけましょう。

当記事では、資格試験の服装についての解説、筆者が受験してきた国家試験の受験者の服装について紹介しています。

資格試験の服装については準備を整えて、試験勉強に集中して受験できるようになれます。

資格試験を受験するときの服装について

  • 筆記試験は快適に受験できる服装を選ぼう
  • 暑さ、寒さに対応できる服装にしよう
  • 面接試験は服装まで採点の対象と考えよう
  • 受験票を確認して試験会場をチェック!

筆記試験は快適に受験できる服装を選ぼう

筆記試験は、快適に受験できる服装を選ぶ

筆記試験は、普段着でOK。動きやすく快適に集中して受験できる服装がおすすめです。試験監督官に服装がチェックされているのではと心配する人がいますが、筆記試験の場合、服装で減点されるということはありません。

とはいえ、どんな服装でも許されるわけではありませんので、まずは受験する資格試験の要領や注意事項をチェック!服装についての規定がなかったとしても、試験監督員の指示に従う旨の記載があることが通常です。周りから浮いてしまうような服装でなければ大丈夫です。

参考までに宅地建物取引士試験の試験の注意事項を引用します。

「試験会場では、試験監督員等の指示に従ってください。」

「試験会場の秩序を乱す行為及び他の受験者に迷惑を及ぼす行為をした場合は、退出を命じることがあります。」

一般社団法人不動産適正取引推進機構より

宅建士試験の場合、服装について明確な規定はありませんが、上記の規定から服装によっては試験監督員から注意や指示を受ける可能性はあります。

暑さ、寒さに対応できる服装にしよう

室温と空調の場所がポイント。薄手の服を1枚準備しよう

季節や気温によって服装を変える人が多いですが、資格試験の服装は会場の室温や空調のことを考えて服装を選びましょう。

例えば、夏場の試験で暑いから半袖のシャツで行ったら、会場の室温が低くて寒かった。室温は適温だけど、座席の位置がエアコンによる空調の風が直接当たる場所で寒かったという事例があります。

同じ試験会場内でもエアコンの効きにバラツキがあり、寒いところと暑いところが発生することがあります。

資格試験を受験するときの服装は、複数枚を重ね着がおすすめです。薄手の上着を1枚持っていくことで、試験会場の室温や空調に対応できるようにします。

暑ければ脱げば良いですし、寒ければ着れば良いのです。暑かった、寒かったから試験に集中できず、力を出しきれなかったという結果にならないようにしましょう。

面接試験は服装まで採点の対象と考えよう

面接試験は、服装を含めて試験結果に影響する可能性あり

面接試験は、服装を含めて試験だと考えましょう。就職活動の面接と同じです。

まずは、受験する資格試験の要領や受験票を確認。服装についての記載があれば、規定に従うようにしましょう。規定がないときは以下の通りにするのが無難です。

社会人の男性の場合、スーツ、ネクタイ、革靴。女性の場合、スーツにパンプスが基本です。取引先への重要な商談があるつもりで面接試験に挑みましょう。

高校生など学生の場合には、学生服が基本です。学生服は冠婚葬祭でも使える学生の正装だからです。靴については、スニーカーではなく革靴があると良いといえます。

大学生の人は、就活用のリクルートスーツが定番。面接試験以外に就職活動でも使えるので、持っていなければ、面接試験前に1着買っても損は無いはずです。

面接試験の定番服装
男性・・・スーツ、ネクタイ、革靴
女性・・・スーツ、パンプス
学生・・・学生服
大学生・・・リクルートスーツ(就職活動用)

試験申込時に会場を選べる場合がある

試験会場を選んで、快適に受験しよう

資格試験によっては、受験地や試験会場を選ぶことができます。居住地の都道府県から越境して隣の県で受験できる試験もあります。

居住地から同一県内と近隣県のどちらでも距離的に変わらない場合があるので、受験地はよく検討することをおすすめします。

試験会場を選択できるなら、試験会場の様子をネットで確認することをおすすめ。大学キャンパスと大規模ホール(長机とパイプ椅子)では、設備関係はもちろん、同じ空間内でもエアコンの空調に差が出て暑い場所と寒い場所が出る場合があります。

多くの国家資格を受験してきた筆者がおすすめする試験会場は、新しいめの大学キャンパスです。そもそも講義をするために設計されているため、空調、机、椅子といった設備関係が充実しているうえ、教室以外にトイレが綺麗で気持ちよく使え、自販機類の設置があるため、試験に集中して受験できます。

試験会場を選べるなら申込前に確認しましょう。最寄りの会場より少し離れた会場を選択したほうが良いときもあります。

資格試験の服装でよくある疑問

記事の筆者
資格試験の服装で気になる疑問についてまとめました。

ひざ掛けは使えるの?
女性でひざ掛けを使いたい人は多いです。残念ながら試験中に使えるかどうかはケースバイケース。基本的には使えないつもりで厚手のデニムやパッチを履くなどして、下半身が冷えないように対策することをおすすめします。
どんな靴がおすすめ?サンダルはダメなの?
靴はスニーカーがおすすめ。サンダルやクロックスも良いですが、温度調整ができるように靴下を履けるタイプが良いです。ビーチサンダルのような裸足で履くものはやめた方が良いです。また、ヒールの高い靴は捻挫の危険があったり、ブーツは蒸れたりと試験に集中できなくなる可能性があるため、避けたほうが無難です。
キャップやニット帽をかぶっていいの?
試験中にキャップやニット帽をかぶることはダメな試験がほとんどです。少なくとも筆者が受験してきた国家資格試験でキャップやニット帽をかぶって試験を受けている人はいませんでした。
英文や文字が入っている服装だと問題ある?
英語や漢字などの文字が入っている服装は避けた方が良いです。試験会場では、試験監督員の指示に従う必要があります。カンニングにつながる可能性がある場合には、試験監督員の判断により文字部分を見えないようにするなどの指示がされるかもしれません。
カバンやリュックで気をつけた方が良いことあるの?
参考書や飲み物、昼食(必要な試験の場合)などの必要なものが入るものであればOK。試験中は基本的に座席の下に置くように指示があるため床に直置きしたくない人は袋やシートを持っていくと良いです。
試験時の昼食については、以下の記事で解説しています。
»【試験前日の夕食、当日の朝食・昼食】受験時のごはんが重要なわけ

服装を含めた身だしなみで周りの受験者に配慮しよう

  • 音が出るアクセサリー類は身につけない
  • 香水などの匂いに注意
  • 過度に奇抜な服装は控える

音が出るアクセサリー類は身につけない

試験中に音が出ないようにしよう

金属製のブレスレットなどで、かちゃかちゃと音が出るようなアクセサリーは身につけないようにしましょう。

試験中は静かなので、ちょっとした音が会場に響きます。アクセサリー類同士で当たる、アクセサリーが机に接触して音が出るなど、周りの受験者の気が散ることになるため気をつけましょう。

香水などの匂いに注意

資格試験では、香水をつけない方が無難

香水などの匂いに気をつけましょう。強い匂いは周りの受験者の迷惑になります。自分では良い匂いと思うことが、他人も同じとは限りません。

香水以外には、柔軟剤も製品によっては強い匂いを出します。身につけている強い匂いを出すものには気をつけた方が良いです。

過度に奇抜な服装は控える

資格試験の会場で浮かない服装にしよう

街中で奇抜なファッションの人を見かけることがありますが、資格試験の会場では過度に奇抜な服装は控えるようにしましょう。

露出の多い服装、蛍光色で目立つような服装は、試験会場で目立つので奇抜な格好は控えるようにしましょう。

当サイトで紹介する国家資格試験の会場の雰囲気|受験者の服装

記事の筆者
当サイトで紹介している国家資格試験の会場の様子を紹介します。
該当する試験を受験する人は参考にしてください。

  • どんな受験会場?
  • 受験者の男女比や年齢層は?
  • 受験者の服装は?
  • 試験特有の準備物ってあるの?

上記の疑問点について紹介します。

宅地建物取引士

受験会場
会場の多くが大学のキャンパスです。そのほか、専門学校、高校、大規模ホール、ホテルまでさまざまな施設が受験会場です。
受験者の男女比・年齢層
男性65%、女性35%です。年齢層については試験実施団体の公表なし。筆者が受験したときの印象では、20〜30代がボリューム層でした。

一般財団法人不動産適正取引推進機構HP参照
試験時期・受験者の服装
試験時期は10月中旬。受験者の服装は、動きやすそうな普段着の人が多くデニムに長袖のボタンシャツなどの人が多かったです。また、スーツの人もいました。おそらく、不動産会社勤務の人が出勤日に受験しているのだと思います。
試験特有の準備物
特になし。マークシート試験のため、えんぴつ、シャーペン、消しゴムは予備を含めて持っていくことをおすすめ。腕時計は必ず持っていきましょう。

FP技能検定

受験会場
大学キャンパス、貸し会議室、予備校、専門学校、ホテルなど受験会場はさまざまです。
受験者の男女比・年齢層
試験実施団体から合格者の内訳や年齢層については公表がないため、筆者が受験した印象です。FP3級とFP2級は男女比半々、FP1級は男性80%、女性20%ぐらいでした。年齢層はFP3級は20代が多くを占め、FP2級は30代、40代が多い印象。FP1級については40代、50代が多かったです。
試験時期・受験者の服装
FP試験は年に3回実施されます。試験時期は1月、5月、9月です。FP3級、FP2級受験者の服装は普段着の人が多かったです。サンダルなどでラフな格好の受験者も見られました。FP1級受験者は、年配の方が多いため、スラックスにカッターシャツやセーターなどオフィスカジュアルな格好の人が多い印象でした。また、きんざいが実施しているFP1級の面接試験については、スーツで受験するのが基本です。

管理業務主任者

受験会場
メインの受験会場は大学のキャンパスです。
受験者の男女比・年齢層
男性77%、女性23%です。合格者の年齢層については平均42歳程度。

一般財団法人マンション管理業協会HP参照
試験時期・受験者の服装
試験時期は12月上旬。受験者の服装としては、デニムにトレーナーやセーターなどの人が多いです。また、スーツで受験している人が少数いました。不動産会社勤務で出勤日に受験しているのだと推測します。
試験特有の準備物
特になし。マークシート試験のため、えんぴつ、シャーペン、消しゴムは予備を含めて持っていくことをおすすめ。腕時計は必ず持っていきましょう。

マンション管理士

受験会場
メインの受験会場は大学のキャンパスです。
受験者の男女比・年齢層
男性86%、女性14%です。合格者の平均年齢は47歳程度。筆者が受験したときの印象は、中高年以上の人が多く、20代と思われる人が極端に少なかったことです。試験団体より公表されている受験者の年齢層別データを見ると50代がボリューム層であることがわかります。

公益財団法人マンション管理センターHP参照
試験時期・受験者の服装
試験時期は11月下旬。受験者の服装としては、デニムにトレーナーや長袖シャツにジャンパーを着ている人のほか、50代以上の人はスラックスにセーターを着ている人が多かったです。そのほか、スーツで受験している人が少数いました。不動産会社勤務で出勤日に受験していると推測します。
試験特有の準備物
特になし。マークシート試験のため、えんぴつ、シャーペン、消しゴムは予備を含めて持っていくことをおすすめ。腕時計は必ず持っていきましょう。

行政書士

受験会場
メインの受験会場は大学キャンパスです。

2022年度試験の会場は試験団体HPに記載があります。
受験者の男女比・年齢層
男性69%、女性31%です。合格者の平均年齢は公表がありませんが、年代別合格分布によると30代がボリューム層です。次いで40代、20代の合格者が多い結果です。

一般財団法人行政書士試験研究センターHP参照
試験時期・受験者の服装
試験時期は11月中旬。受験者の服装は、動きやすそうな普段着の人が多くデニムに長袖のボタンシャツなどの人が多かったです。
試験特有の準備物
蛍光ペンを試験中に使えるのが特徴。複数色の蛍光ペンを使えるので、問題文のチェックに活用できます。えんぴつ、シャーペン、消しゴムは予備を含めて持っていくほか、腕時計は必ず持っていきましょう。

賃貸不動産経営管理士

受験会場
貸し会議室、ホテル、多目的ホール、専門学校が受験会場として利用。
2021年度全国の会場一覧は以下の記事で解説しています。
»【2022年度】賃貸不動産経営管理士の試験会場はどこ?過去の受験会場を解説
受験者の男女比・年齢層
男性70%、女性30%です。合格者の平均年齢40歳程度。

一般社団法人賃貸不動産経営管理士協議会HP参照
試験時期・受験者の服装
試験時期は11月下旬。受験者の服装としては、デニムにトレーナーやセーターなどの人が多いです。また、スーツで受験している人がいました。おそらく、不動産会社勤務で出勤日に受験しているのだと思います。
試験特有の準備物
特になし。マークシート試験のため、えんぴつ、シャーペン、消しゴムは予備を含めて持っていくことをおすすめ。腕時計は必ず持っていきましょう。
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