賃貸不動産経営管理士の試験問題を解く順番・時間配分・解き方について徹底解説!

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賃貸不動産経営管理士
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賃貸不動産経営管理士試験を受けるけど、問題を解く順番や時間配分を知りたい。
おすすめの解き方とかってあるのかな?

2021年度に国家資格となった賃貸不動産経営管理士。試験は毎年難しくなっています。出題はかつては40問だったのが50問に増え、問題50問を試験時間2時間で解く必要があり、問題を解く順番や時間配分が重要になります。

試験時間が足りなくなるのは、賃貸不動産経営管理士試験の攻略法を知らないことが原因です。当記事では、賃貸不動産経営管理士試験の問題を解く順番と時間配分のほか、問題の解き方を徹底解説します。

記事の筆者
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【保有資格】
賃貸不動産経営管理士
宅地建物取引士
管理業務主任者
すべて独学で合格した経験をもとに、宅建士試験について解説します。

賃貸不動産経営管理士試験を初めて受験する。再受験する人に役立つ情報が満載です。

賃貸不動産経営管理士に合格するためのロードマップは以下の記事で解説しています。
»【完全版】賃貸不動産経営管理士試験に合格するためのロードマップを徹底解説

賃貸不動産経営管理士試験の5つの出題分野と出題数

2021年6月に賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律が完全施行

2021年6月に賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律(以下、管理業法)が完全施行されたことにより、試験の出題内容が大きく変わることになりました。

管理業法は2つのパートに分かれ、施行期日が異なる
・サブリース業者と所有者との間の賃貸借契約の適正化に係る措置(2020年12月15日施行)
・賃貸住宅管理業に係る登録制度の創設(2021年6月15日施行)

国土交通省HPより

2020年12月にサブリースに関するパートが施行され、2021年6月に賃貸住宅管理業の登録制度に関するパートが施行されて完全施行となりました。

賃貸不動産経営管理士試験での管理業法の分野での出題は始まったばかりのため、問題の蓄積が無い状況です。

出題分野は以下の通りです。

一般社団法人賃貸不動産経営管理士協議会HPより

  • 管理受託契約に関する事項
  • 管理業務として行う賃貸住宅の維持保全に関する事項
  • 家賃、敷金、共益費その他の金銭の管理に関する事項
  • 賃貸住宅の賃貸借に関する事項
  • 法に関する事項
  • 上記に掲げるもののほか、管理業務その他の賃貸住宅の管理の実務に関する事項

2023年度試験の出題は以下の通りです。

出題分野関連する法律試験での問題番号出題数(全50問)
管理受託契約に関する事項民法など問1〜55問
管理業務として行う賃貸住宅の維持保全に関する事項建築基準法など問6〜1712問
家賃、敷金、共益費その他の金銭の管理に関する事項民法、民事執行法など問18〜203問
賃貸住宅の賃貸借に関する事項民法など問21〜266問
法に関する事項管理業法問27〜3913問
管理業務その他の賃貸住宅の管理の実務に関する事項宅建業法、税法など問40〜5011問

賃貸不動産経営管理士試験は大きく分けて6つの出題分野があります。

2021年度試験の場合、出題数が多い順に「管理業務として行う賃貸住宅の維持保全に関する事項」「法に関する事項」「管理業務その他の賃貸住宅の管理の実務に関する事項」「賃貸住宅の賃貸借に関する事項」「管理受託契約に関する事項」「家賃、敷金、共益費その他の金銭の管理に関する事項」です。

「管理業務として行う賃貸住宅の維持保全に関する事項」の12問と「法に関する事項」の13問で賃貸不動産経営管理士試験50問のうち25問あります。

出題分野ごとに難易度や必要となる解答時間が異なるため、試験問題を解く時間が重要です。

問46〜50の5問は賃貸不動産経営管理士協議会で実施している免除講習を修了することで、免除となる制度があります。免除制度については、以下の記事で紹介しています。
»【不要・いらない】賃貸不動産経営管理士の5問免除講習【2024年度・免除範囲】

宅建試験の解答用紙はマークシート|効率的な塗りつぶし方

  • 5問or10問ごとにマークシートを塗りつぶす
  • マークシート用のシャーペンを使う

1問解くごとにマークシートを塗るのはやめよう

問題1問を解くごとにマークシートを塗る人がいますが、おすすめしません。

視線が定まらず用紙を持ち替えたりと時間効率が悪くなるうえ、集中力が途切れてしまいます。

問題を解くときは集中して、ある程度の問題を解いた後にマークシートをまとめて塗りつぶすことで休憩を兼ねることができます。

おすすめは5問か10問解くごとにマークシートを塗りつぶすこと。集中力の持続具合で問題数は調整してください。

記事の筆者
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私は、5問解くごとにマークシートを塗りつぶすのがちょうど良かったです。

マークシートを塗りつぶすのに太めのシャーペンを使う

芯の太さ0.5mmのシャーペンを使っている人が多いはず。0.5mmだとマークシートを塗りつぶすには細すぎます。塗りつぶすまでの手数が増えるとそれだけ時間が掛かってしまいます。

そこでおすすめなのが0.9mmのシャーペンと芯の濃さはBを使うこと。塗りつぶすまでの手数が圧倒的に減ります。また、しっかりと黒く塗りつぶせるのでマークシートを機械で読み取るときのエラーを防止できます。

賃貸不動産経営管理士試験の出題は50問です。マークシート50個のマス目を塗りつぶすのに1マス1秒短縮できるだけで50秒も時間を作れます。マークシートを塗りつぶす作業時間を極力減らすことで、問題を解くという本来の時間を有効に使うことができます。

賃貸不動産経営管理士試験の問題を解くおすすめの順番

試験問題は問1から順に解く必要はない!

問1から順に問題を解く人がいますが、やめた方が良いです。

問題を解答するのにかかる時間が出題分野によって異なるからです。単なる暗記科目で知っているか、知らないかという問題なら数十秒で解答できる場合があります。逆にじっくりと問題文を読んで内容を整理して考える必要がある問題は、時間がかかります。

基本的には暗記問題で短い時間で解ける問題を先に解きます。得点につながりやすい順に解くことをおすすめ。時間のかかる問題、わからない問題が出題される分野は後回しにすることで後半に時間をたっぷりと残します。

賃貸不動産経営管理士試験の問題を解くおすすめの順番は以下の通りです。

※問題番号、出題数は2023年度試験から算出しています。

解く順番出題分野試験での
問題番号
出題数
(全50問)
解くのに
掛かる時間
知らない問題の
出題頻度
1番管理業務その他の賃貸住宅の管理の実務に関する事項問40〜5011問短い少ない〜普通
2番管理受託契約に関する事項問1〜55問短い少ない〜普通
3番管理業務として行う賃貸住宅の維持保全に関する事項問6〜1712問短い普通〜多い
4番家賃、敷金、共益費その他の金銭の管理に関する事項問18〜203問普通普通
5番賃貸住宅の賃貸借に関する事項問21〜266問長い普通〜多い
6番法に関する事項問27〜3913問長い普通〜多い

試験が始まったら、問題冊子に落丁がないかチェック!

試験開始直後に30秒ほど使って、問題冊子のページに抜け落ちがないか、印字されていないページがある、滲んで読みにくいなどの不備がないかを確認します。

試験途中で気づくことのないように最初にチェックします。

1番目:管理業務その他の賃貸住宅の管理の実務に関する事項(問42〜50の9問)

賃貸不動産経営管理士試験の解く順番のおすすめは、管理業務その他の賃貸住宅の管理の実務に関する事項から解き始めること。理由は以下の4つです。

  • 簡単な問題が多い
  • 暗記科目で短い時間で解ける
  • 試験直後に集中して解いて高得点を狙える
  • 難問が少なく気持ちがラク

「管理業務その他の賃貸住宅の管理の実務に関する事項」(問42〜50)は、配点が50問中9問と3番目に出題の多い分野です。

簡単な問題が多く短い時間で解けるので、試験直後の疲れの無い状態で集中して解くことでケアレスミスを減らせます。

また、試験開始直後にわからない問題が出てくると不安になり焦ってしまいます。「管理業務その他の賃貸住宅の管理の実務に関する事項」の出題は難問が少ないため、スタートダッシュをするのに適した分野です。

2番目:管理受託契約に関する事項(問1〜5の5問)

  • 短い時間で解ける
  • 問題文は少なめ

「管理受託契約に関する事項」(問1〜5の5問)は、過去問題の蓄積が多く定番問題が多く出題されます。問題文は少なめで短い時間で解ける問題が多いです。

出題の問われ方としては「正しいもの」「誤っているもの」の選択肢を選ぶパターンのほか、個数問題(正しいものはいくつあるかor間違っているものはいくつあるか)も出題されます。

3番目:管理業務として行う賃貸住宅の維持保全に関する事項(問6〜19の14問)

  • 短い時間で解ける
  • 知っているか知らないかの暗記問題が多い
  • 建物設備関係の問題が出題される

「管理業務として行う賃貸住宅の維持保全に関する事項」(問6〜19の14問)は、原状回復に関する問題や建物、設備を維持するための修繕に関する出題がされます。建物、設備に関する問題は、知っているかどうかの単純な暗記問題になりがちで問題文も短いので時間をかけずに解答できます。

わからない問題はすぐに飛ばして次の問題へ行きましょう。時間をかけずに解いて、時間のかかる分野の問題に臨みましょう。

4番目:家賃、敷金、共益費その他の金銭の管理に関する事項(問20〜22の3問)

入居から退去明け渡し後の原状回復に関する費用に関する問題

  • 宅建士受験者は点を取りやすい
  • 難易度は普通

家賃、敷金、共益費その他の金銭の管理に関する事項(問20〜22の3問)は、入居するときの敷金から退去明け渡し後の原状回復までの費用に関する出題分野です。

5番目:賃貸住宅の賃貸借に関する事項(問23〜28の6問)

  • 宅建士受験者は点を取りやすい
  • 建物賃貸借契約と定期建物賃貸借契約の違いが頻出

賃貸住宅の賃貸借に関する事項(問23〜28の6問)は、過去問頻出の建物賃貸借契約と定期建物賃貸借契約が出題。じっくり問題文を読んで確実に正解したい分野です。

6番目:法に関する事項(問29〜41の13問)

法に関する事項(問29〜41の13問)は、管理業法から出題されます。賃貸不動産経営管理士試験で解くのに時間のかかる分野です。

2021年管理業法が完全施行。サブリースと登録制度の2つのパート

管理業法は、2021年に完全施工されたため、過去問の蓄積がありません。

2021年度の試験をベースに管理業法についてしっかりと勉強をする必要があります。2021年度の試験では特定賃貸借契約や特定店貸借契約のサブリース部分の問題が難しく、解くのに時間のかかる内容でした。

2024年度についてはサブリース部分の出題だけでなく、管理会社登録制度の内容についても深く問われると推測されるうえ、配点も大きな分野です。

賃貸不動産経営管理士試験の最後に時間をたっぷり残して解いていくことがおすすめです。

賃貸不動産経営管理士試験問題の解き方

賃貸不動産経営管理士の試験は4肢択一(4つの選択肢から解答を選ぶ)

  • 問題用紙への効果的な書き込みでマークミス防止、見直しに活用する
  • 正解を確信した場合、以降の選択肢は飛ばして次の問題へいく
  • わからない問題は飛ばして次の問題へいく
  • 最後の見直しは重要な順番でおこなう
  • 見直しで根拠なく解答番号を変更するのはやめよう

問題用紙への効果的な書き込みでマークミス防止、見直しに活用する

賃貸不動産経営管理士試験の出題パターン
・正しいものを選ぶ
・誤っているものを選ぶ
・個数問題(正しいものはいくつあるか)
・組み合わせ(正しい選択肢の組み合わせはどれか)

賃貸不動産経営管理士の試験問題で問われるパターンは4種類です。

1つめは、正しいものを選ぶこと。4つの選択肢から正しい選択肢を選びます。つまり残りの選択肢は間違った内容が含まれます。

2つめは、謝っているものを選ぶこと。4つの選択肢から誤った選択肢を選びます。つまり残りの選択肢は正しい内容です。

3つめは、個数問題。正しい選択肢はいくつあるかというなどの問題です。選択肢すべてについて、正誤の判断が必要になるため、難易度が高くなります。

問題文に効果的な書き込みをして、見直しに活用する

実際に問題を解くときに効果的な書き込みをすることで、出題パターンの取り違え(正しいものを選ぶのに誤っているものを選んでいる)や見直しのときに効率的に確認できるようになります。

具体的に本試験問題を解くときのおすすめ書き込み方法は以下の通りです。

(赤文字が筆者の書き込み)

一般社団法人賃貸不動産経営管理士協議会HPより

  • 設問の「適切なもの」「不適切なもの」に下線を引く
  • 選択肢は分節などのひと固まりで「/」を記入して、固まり部分の正誤を判別する。
  • 選択肢の誤っている部分に下線を引いて「×」を記入
  • 選択肢の左側に選択肢が正しければ「○」誤っていれば「×」を記入

まずは、設問部分の「適切なもの」「不適切なもの」に下線を引きます。うっかりして「適切なもの」を選ぶ問題なのに「不適切なもの」を選ばないようにするためと、見直しの時に瞬時にわかるようにするためです。

次に選択肢を読み、分節などのひと固まりごとに「/」を記入。正誤の判断をしながら読んでいくためです。そして、誤っている部分に下線を引いて「×」と記入します。

最後に選択肢の左側に「適切なもの」なら「○」、「不適切なもの」なら「×」を記入します。

わからない問題で選択肢が2つ残るような場合には、「△」などを記入しておきます。

上記の通り書き込みをすることで、出題パターンの勘違いや見直しのときに一目でわかるようにできます。

正解を確信した場合、以降の選択肢は飛ばして次の問題へいく

選択肢をすべて読まないことで時間短縮できる

適切なもの、不適切なものを選ぶ問題は、正解の確信を持てる選択肢が出た時点で残りの選択肢は読まずに飛ばします。

1つめの選択肢で正解を確信したら、残り3つの選択肢を読まないことで大きく時間を短縮できるからです。

正解を確信した選択肢の横に自分で決めた専用の記号(例:☆)をつけて、以降の選択肢は読まずに飛ばしたことがわかるようにします。

見直しの時間に飛ばした選択肢を確認することで時間を効率的に使うことができます。

わからない問題は飛ばして次の問題へいく

わからない問題に時間を使うのはムダ!後回しにしよう。

問題文や選択肢をざっと見て、さっぱりわからないということがあります。

わからないときには、解くのをやめて次の問題に行きましょう。わからない問題には自分で決めた専用の記号(例:?)をつけます。

最後の見直しの時間にわからなかった問題を解くようにします。まずは、確実に解ける問題をスピーディーに解いていきます。

見直しは重要な順番でする

  • マークミスが無いか解答用紙を確認
  • 正解を確信して、選択肢を読まなかったところをチェック
  • わからなかった問題を解く(選択肢を絞り込むのが目的)
  • 最後にもう一度マークミスがないか確認

最後の見直しは以下の順番がおすすめ。

自己採点では受かっているはずなのに落ちる人の原因がマークミス!

賃貸不動産経営管理士試験の問題は持ち帰り可能。試験当日の夜には、資格予備校から解答速報が出るため自己採点ができます。

毎年、合格発表日に見られるのが、自己採点では合格点に達しているのになぜか落ちたという報告。自己採点では合格なのに、なぜか落ちているのはマークミスが原因です。

番号を間違えてマークしている部分的なミス、1問ズレてマークして、その後の解答すべてがズレてしまうというミスのほかに、塗りつぶしが薄いなどの機械で読み取れないといったことまで多くのマークミスが考えられます。

見直しのときには、マークシートの塗りつぶしミスがないか確認します。わからなくて飛ばした問題は未記入になっているはず。また、解答用紙の受験番号などが正しいか確認します。

正解を確信して、読まずに飛ばした選択肢をチェック!

正解を確信した問題は、その時点で以降の選択肢は飛ばして次の問題へ進む。とはいえ、本当に正解か見直しのときにチェック。

正解だと確信した問題は、確実に正答しましょう。残りの選択肢が正解の選択肢とならないことを確認することで、うっかりミスを防ぐことができます。

わからなかった問題を解く(選択肢を絞り込むのが目的)

あらためて考えてみる、時間をかければ正解がわかったとなることがあります。

また、4つの選択肢のうち、2つのどちらかが正解というところまで絞り込むことができる場合があります。

正解とする選択肢を特定できなかった場合、最終的に勘で答えることになります。このとき、どこまで選択肢を絞り込めるかで正答率が大きく変わります。

絞り込んだ
選択肢の数
正解となる確率見込み正解数
(わからない問題30個のとき)
見込み正解数
(わからない問題20個のとき)
見込み正解数
(わからない問題10個のとき)
425%7.5個5個2.5個
333%9.9個6.6個3.3個
250%15個10個5個

賃貸不動産経営管理士試験の問題は全部で50問です。選択肢を2つまで絞り込めれば、かなりの数の正解が見込まれることになります。

30問は確実にできて、残りの20問は選択肢を2択まで絞り込めたという場合、20問中10問は正解が見込めるので40点となり合格できます。

現実には、こんなに単純にはいきませんが、ある意味2択まで絞り込めるかで合否が決まるといえます。

最後にもういちど問1〜50までマークミスがないかを確認!

マークシートの試験で一番怖いマークミス。自己採点では受かっているハズなのに不合格になってしまう人の原因です。

見直しの最後に再度、マークミスが無いか問1〜50まで確認。あわせて受験番号などがあっているかも確認します。

以上で見直し完了です。解答で選んだ番号が問題冊子とマークシートで一致しているので、受験当日の夜に正確な自己採点ができます。

賃貸不動産経営管理士試験の各予備校の解答速報や合格予想点については以下の記事で紹介しています。
»【2022年度・合格ライン】賃貸不動産経営管理士の合格予想点数まとめ一覧、解答速報

見直しで根拠なく解答番号を変更するのはやめよう

最初に信じた解答から変えない方が良い

見直しのときに解答番号を変更することがあります。根拠を持って解答番号を変更するのなら問題ありません。

問題なのは、なんとなくこっちの方が良いかもという曖昧な理由で変更すること。間違えたときのショックが大きくなります。どっちかよくわからないのであれば、勘での解答となってしまうので、最初に選んだ方を信じることをおすすめします。

賃貸不動産経営管理士試験の問題を解く時間配分

賃貸不動産経営管理士の試験時間は2時間(13:00〜15:00)

賃貸不動産経営管理士試験の出題は50問です。50問を2時間の試験時間で見直しまで行うと1問あたりに使える時間は1分〜3分が目安です。

単純な暗記問題であれば数十秒で解ける一方、管理業法の問題でじっくりと設問を読む必要がある場合、3分を超えるときがあります。

時間配分は出題分野によって異なるため、目安の時間を紹介します。

解く順番時間配分の目安1問あたりの時間出題分野試験での
問題番号
出題数
(全50問)
1番13:00〜13:16
(16分)
1分30秒管理業務その他の賃貸住宅の管理の実務に関する事項問40〜5011問
2番13:17〜13:24
(8分)
1分30秒管理受託契約に関する事項問1〜55問
3番13:25〜13:43
(18分)
1分30秒管理業務として行う賃貸住宅の維持保全に関する事項問6〜1712問
4番13:43〜13:49
(6分)
2分家賃、敷金、共益費その他の金銭の管理に関する事項問18〜203問
5番13:49〜14:01
(12分)
2分賃貸住宅の賃貸借に関する事項問21〜266問
6番14:01〜14:34
(33分)
2分30秒法に関する事項問27〜3913問
見直し14:34〜15:00
(26分)

正解の確信を持った問題は以降の選択肢を飛ばす。わからない問題は飛ばすと時間短縮になるので、上記表の見直しの時間は増えるはずです。

2時間の試験で集中して問題を短時間で解くには訓練が必要です。ぶっつけ本番では、上手くいかずに時間が足りないという結果になるかもしれません。

そこでおすすめなのが賃貸不動産経営管理士の模擬試験。本番さながらの環境で模擬試験を受験することで、2時間集中して問題を解く、時間配分、当記事で紹介している解き方の訓練ができます。

本試験で力を出し切るための訓練をして、合格の可能性がUPします。

賃貸不動産経営管理士の模擬試験については、以下の記事で解説しています。
»【2024年・全国公開模試】賃貸不動産経営管理士のおすすめ模擬試験

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