【独学・最短】行政書士試験に効率よく合格するための勉強方法について

こんにちは。もーきです。

今回は、行政書士試験に効率よく独学・最短で合格するための勉強方法についての記事です。

ちなみに管理人のもーきが独学で行政書士試験に合格(勉強時間は450時間程度でした。)したときの良かった方法と反省点を踏まえた経験で記事を書いています。

行政書士試験は独学で合格可能


私は、独学で行政書士試験に合格しました。

もともと法学部卒であったこと。(ただ行政法はほとんど勉強していません。)それまでに宅地建物取引士やマンション管理士といった国家資格に合格している状態での勉強開始だったため、法律に関して初学者というわけではありませんし、もちろん、予備校に通えば効率は良いのは間違いないと思います。

とはいえ、市販の優れた参考書を用いて必要な勉強をすれば、独学でも十分に合格可能な試験であると実感はしています。

予備校に通ってまでは・・・とか、経済的にできるだけ費用をかけずに最短で合格を目指したいというひとの参考になればと思います。

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行政書士試験の出題分野と配点



行政書士試験は次の科目が出題されます。

【法令編】
憲法・行政法・民法・商法・基礎法学


【一般知識編】
政治・経済・社会・情報通信・個人情報保護・文章理解


次に各科目の出題数と配点についてです。


憲法・・・5肢選択式5問・多肢選択式1問で配点は28点


行政法・・・5肢選択式19問・多肢選択式2問・記述式1問で配点は112点


民法・・・5肢選択式9問・記述式2問で配点は76点


商法・・・5肢選択式5問で配点は20点


基礎法学・・・5肢選択式2問で配点は8点


ここからは一般知識編です。


政治・経済・社会・・・5肢選択式7問で配点は28点


情報通信・個人情報保護・・・5肢選択式4問で配点16点


文章理解・・・5肢選択式3問で配点12点



これを見ると、問題数・配点にかなり偏りがあることがわかります。

合格基準点が存在する


行政書士試験には、法令科目と一般知識科目に合格基準点があります。

基準点は以下の通りです。

次の要件のいずれも満たした者を合格とする。

(1) 行政書士の業務に関し必要な法令等科目の得点が、122点以上である者

(2) 行政書士の業務に関連する一般知識等科目の得点が、24点以上である者

(3) 試験全体の得点が、180点以上である者



引用”一般社団法人行政書士試験研究センター”


試験全体で180点を超えていても、一般知識科目で24点が取れず、不合格になるケースがあります。

つまり、一般知識等科目で必ず24点以上を取る必要があります。

ノートは作らなくてOK


勉強用のノートは、作る必要はないと思います。

むしろ、時間がかかるため最短で合格を目指す場合、効率が悪くなります。

私の場合、これまでに取得した資格(宅地建物取引士・管理業務主任者・マンション管理士・ファイナンシャルプランナー1級)でノートを作ったことは、1度もありません。

テキストとノートを合体させる


とはいえ、ノートを作らないとはいってもノートにかわることを何もしないということではありません。

テキストに足りない情報を直接書き込んで自分だけのオリジナルのテキストに仕上げます。

余白が無ければ、大きめの付箋を使います。

テキストに足りない情報とは、問題集との繰り返しの中で自分の弱い部分の補足説明であるとか、問題集とのリンク(例えば、「cf:②P125」これは、問題集②の125ページを参照という意味)、判例に関することなどです。

自分による自分のためのオリジナルのテキストに仕上げましょう。

ゼロからノートを作るのは、独学で最短合格を目指す場合、効率が悪くなります。

憲法と行政法を主軸に勉強する


行政書士試験ということで、あたりまえですが、行政法関連の問題がたくさん出題されます。

まずは、行政法の分野に多くの勉強時間を割り当てることが重要です。

また、憲法と行政法は密接に関わるため、まずは憲法を学習し、次に行政法を勉強することを意識すると良いと思います。

具体的には、勉強する項目のテキストを読む→読んだ項目の問題を解く→わからないところの解説を読む→テキストを確認

この流れでインプットとアウトプットを何度も繰り返し、知識を定着させていきます。

特に行政法については、より多くの問題にあたるほうが、さまざまな切り口の問題を学習できるので、知識の定着がよくなると思います。

私の場合、行政法に関しては、行政書士試験の過去問以外に公務員試験対策の問題、司法試験、法学検定の問題集を解きました。

行政書士試験の過去問が基本として、それ以外の問題を解きまくることが独学で行政法の分野において高得点を取るための近道だと思います。

民法は過去問を中心に勉強


行政法に関しては、行政書士試験過去問以外の試験問題集を解くことをおすすめと言いましたが、民法に関しては、行政書士試験の過去問を中心に学習をすすめれば良いと思います。

行政書士試験対策テキスト→過去問題集→テキスト→過去問題集の繰り返しで知識が定着していきます。

記述式問題については、別途解説します。

商法・基礎法学は軽めに勉強


憲法・行政法・民法とは、反対に商法や基礎法学については、問題数が少なく基本的なところを抑える程度の学習で終わらせて、行政法・憲法と次に配点の大きい民法の分野に勉強時間を費やすことをおすすめします。

私の経験では、商法と基礎法学について、それなりに勉強時間を費やしましたが、正答数は、商法5問中1問正解・基礎法学2問中1問正解と散々な結果でした。

商法・基礎法学は何もしないという選択


はっきりいって商法、基礎法学については何もしなくても結果は変わらなかったと思います。

極論を言うと商法、基礎法学については何も対策をしなくても単に合格を目指すというだけであれば、合否にそこまで影響はないと思います。

何も勉強をせず、適当にマークすれば、おそらく10分以上は時間の余裕ができるので、その分を後述の一般知識の文章理解に使って確実に解くようにした方が、効率はいいかもしれません。

法令編は、憲法&行政法をセットにして勉強、次に民法の順に勉強時間を確保しましょう。

行政法・民法の記述式対策


行政法と民法は、40字程度の記述式問題が3問(行政法1問・民法2問)出題されます。

配点は20点×3で60点あるため、ここで30点以上は取りたいところです。

私の経験上、試験対策としては、40字記述式の過去問題集・予想問題集が市販されていますので、3種類購入して勉強しました。

何度も繰り返し、問題集(わからなければテキストに戻る)・条文を行ったり来たりしながら理解をして知識の定着を目指しました。

また、条文知識がそのまま問われる問題もあるため、選択式問題の勉強のときにも記述式対策を兼ねて、判例六法を使って確認した条文には黄色の蛍光ペンで第何条というところをチェックして問題と条文を繰り返しと重要判例に目を通すということをしました。

ちなみに蛍光ペンでチェックしていたのは、初めてあたる条文かどうかを後から分かるようにするためです。

本試験の記述式問題は、行政法1問20点・民法2問のうち1問18点、1問0点、合計38点という結果でした。

少し極端な結果になりましたが、対策として間違ってはいなかったと思います。

5肢選択式、多肢選択式、記述式と対策は異なるようでも、基本となる勉強方法は同じで、相互に意識しながら勉強することが最短での合格につながると思います。

インプットした内容をアウトプットする訓練を繰り返すことで、高得点が狙えます。

一般知識等の試験対策


ひとによっては、鬼門となるのが一般知識の問題になるかと思います。

法令等で高得点を取ったにも関わらず、一般知識で基準点に満たずという結果では残念すぎますので、必ず対策をする必要があります。

一般知識問題を対策不要の人もいる


とはいえ、これまでに大学入試や公務員試験等で現代文、政治経済、地理などをしっかりと学習してきた人にとっては、特に対策も必要なく基準点はクリアできる場合もあります。

まず、試してほしいことが行政書士試験の受験を決めたときに直近過去問5年分の一般知識問題だけをしっかり時間を決めて解いてみてください。

ここで、毎回40点前後と基準点を大幅に超えることができるなら、特に対策は必要ないのではないかと思います。

むしろ法令等の勉強にその分の時間を費やせるので、より最短での合格が可能となると思います。


私の場合、直近過去問を解いたところ毎回28~36点は取れたので、そこまで試験対策をしなくてもいいかと思い、行政書士予想問題集を解いたのと公務員試験対策の『速攻の時事』を軽く勉強した程度でした。

本試験の一般知識については、28点という結果でしたので、試験のあたりによっては少し危なかったなという感覚です。

一般知識問題の対策が必要な場合

一般知識の直近過去問5年分を解いてみて、1回でも合格基準点を下回った場合には、一般知識問題の対策をしっかりとした方が良いです。

このときに一般知識のどの分野ができていないのか分析をしてください。

それにより対策方法が変わってくると思います。

対策困難な分野は捨てる


対策が難しい分野については、とてつもなく効率が悪くなるため、正直捨ててしまってかまわないと思います。

例えば¨島の位置¨問題とかです。

日本最北端、最南端、最西端、最東端など、地理の問題としてよくあるような内容ですが、ある意味クイズみたいな問題について、細かくやりだすときりがないため、やめておいた方が良いと思います。

その時間を別の分野に充てましょう。

効率よく最短で合格を目指すには、¨正答数/費やした時間¨の数値をできるだけ上げられるようにします。

政治・経済・社会・情報通信・個人情報は必ず勉強する


政治経済、個人情報は必ず勉強してください。

行政書士試験用のテキスト以外にも公務員試験対策本(例えば上記の『速攻の時事』)が有効です。

何よりも教養として学んでおいて損のない知識ですので、行政書士試験が良い機会だと考えて前向きに取り組むといいのではないでしょうか。

とはいえ、細かな内容まで踏み込まず、基本的な項目の知識を確実に身につけていくことをおすすめします。

本番の試験では、5肢選択肢のうち3つの肢を除外できれば、結果は大きく変わります。

文章理解の問題を取りこぼさない


文章理解の問題は3問出題されます。

文書理解は満点が取れるように頑張りましょう。

文章理解の3問12点を確実に取れれば、残り11問のうち3問を取れれば、基準点はクリアできるからです。

一般知識問題のうち文章理解以外の問題は、つまるところ「知っているか」「知らないか」です。

一方で文章理解の問題は、確実に文章の中から問題の答えを導き出せるように作られています。

試験時間文章理解には十分に時間をかけて確実に得点できるようにしましょう。

私の場合、文章理解の問題は1問に8分間の時間を使い、文章理解は満点でした。

文章理解で点を取ることが一般知識対策で1番重要だと思います。

文章理解の試験対策としては、漠然と読んでいても解けるようにはならないので、文章理解の解法を行政書士用テキストや大学入試の現代文のテキストで学ぶことがおすすめです。

重要なのは“解法”です。

とはいえ、何か特別な裏技テクニックとかではないので、正攻法なロジックを学ぶことになるはずです。

これは、社会人であっても、日常の業務の中で生きると思います。

文章理解の問題が苦手なひとは、“解法”を学ぶことに時間を使ってください。

本番の試験問題は1ページ目から解かない


本番の試験のとき、問題冊子の1ページ目から解こうとしていませんか?

これは、止めた方がいいと思います。

試験時間は3時間という長丁場です。

試験開始時の集中力がMAXの状態と2時間後の疲れてきた状態では、同じ問題でも違う結果になるかもしれません。

特に文章理解のような集中力を要する問題は、頭がスッキリしている始めにするほうが良いと思います。

実際に私が本番の試験で解いた順番


  1. 文章理解
  2. その他の一般知識
  3. 多肢選択式
  4. 憲法
  5. 行政法
  6. 記述式3問
  7. 民法
  8. 基礎法学・商法


正直、基礎法学・商法は時間がなくなって適当にマークでも構わないという思いでした。

文章理解だけは時間をかけてでも、満点をとりにいきました。

まとめ

  • 独学で合格は可能
  • 行政書士試験の出題分野と出題数を分析
  • 一般知識の基準点を意識して勉強
  • 憲法・行政法を中心にガッツリ勉強
  • 民法は過去問を基本として勉強
  • 商法・基礎法学はウエイトは軽め
  • 記述式対策はガッツリする
  • 一般知識は文章理解を得点源にする
  • ノートはつくらない


私の肌感覚としては、勉強時間の全体を1,000とするなら、

憲法・行政法→500
民法→350
商法・基礎法学→50
一般知識→100

こんなイメージだと思います。

以上、独学で効率よく行政書士試験の合格を目指す方法でした。

それでも独学はちょっと厳しいかなという方には、オンライン講座の受講をおすすめします。

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